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ブログ移転しました!→ 知財部員を辞めた人のブログ < http://ume-patent.com > 社会人7年目の知財担当者がつづるブログです!2012年に大手メーカーの知財部からIT系企業の法務部に転職。知財担当者の日常や知財実務、書評、キャリアプラン等が主なネタ。
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プロフィール
c302f6a6.jpg UME(管理人)

某IT系企業の知財担当者。
社会人7年目(2013年現在)。
学生時代に一念発起して、弁理士の勉強を開始し、翌年、見事合格!
さらに翌年、大手電気メーカーの知財部に就職し、特許権利化を約5年間担当。
2012年、新天地を目指して、IT系企業の法務部に転職!
このブログを通して、知財部員の生き様が垣間見えれば幸いです。

ご意見、ご感想、相互リンクの申し出などお気軽にご連絡下さい!
(なお、確認するまで時間がかかるおそれがあるので、直にブログにコメントして頂いた方が確実です。)
e-mail:tizaibunositappa■yahoo.co.jp
(■に@を入れて下さい)

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2011/06/01 (Wed)
前回の記事の、「知財の仕事ができる組織を教えて下さい」という質問の回答について、コメントやらtwitterから仕入れた情報によると、新卒で入れる知財の組織はもうちょっとありました。

まず、JPO、つまり日本特許庁です。
審査官として、特許出願の審査を行うのが仕事です。
(意匠出願や商標登録出願等を審査する審査官もいる。)

前回は、この観点が完全に抜け落ちていた(笑)

ちなみに、特許出願の審査官になるには、国家公務員 I 種試験に合格する必要がありますが、公務員試験を受けなくても任期付審査官になるという道もあります。
この場合、技術系の学士号を取得しており、企業や大学等で研究開発又は知財業務の経験を通算4年以上有している必要があります。

それから、東大TLOが新卒を募集しているそうです。
Twitterの@casti2012というアカウントで、採用担当の方がつぶやいています。


ここからが、学生の方からの質問と私の回答の続き。
------------------------------------------------------------------

>4.知財の仕事で職場環境の良い企業、組織はどこでしょうか
 
自分も今勤めている会社から出たことがないので、他社のことはよくわかりません。
 
ただ、知財部のある企業は、基本的に規模が大きくまっとうな企業なので、あからさまなブラック企業というのは聞いたことがないです。
 
事務所は所長のキャラクターによって、ブラックなところもあるみたいです。
ただ、具体的にどこかは知りません。
 
TLOは、発明を売り込むノルマみたいなのが課されると聞いたことがあり、人によってはそれがしんどいかもしれません。
 
 
>5.弁理士などの資格習得をサポートしてくれる企業、組織はどこでしょうか
 
事務所は基本的にサポートしてくれます。
 
企業では、某H社が弁理士資格の修得を奨励しているらしいです。
ただ、基本的には、企業が資格修得をサポートすることは、無いと思った方が良いです。
 
 
>6.弁理士は儲からないという話は本当でしょうか
 
今の時代、弁理士に限らず、ほぼ全ての資格は、取ったからと言って儲かるものではないです。
精々、月々の弁理士会費を払ってもらえて、それに数万程度の手当てが付けば御の字でしょう。
 
加えて、近年の不況で、企業が特許出願の件数を絞ったり、事務所から仕事を引き上げたりしていると聞きます。
なので、力の無い事務所や規模の小さい事務所はやばい状態になっているそうです。
 
もちろん企業の方も、不況や震災の影響で、厳しい状態です。
 
 
>7.弁理士で儲けるには、どういうキャリアパスがよいのでしょうか
 
これは、自分も知りたいくらいなんですが(笑)
一応私の考えを書きます。
 
あくまでも弁理士として儲けたいのであれば、特許事務所のトップ(所長)になるのが一番です。
 
大手メーカーなどの顧客をがっちり掴み、あとは配下の弁理士や特許技術者等にせっせと仕事をさせるのです。
 
そのための最も現実的なプランとしては、(新卒又は知財部経由で)中堅又は大手の特許事務所に入り、そこでパートナーまで上り詰めることです。
 
自分で事務所を立ち上げるという手もありますが、上で述べたような状況ですので、よっぽどしっかり客を掴んでから独立しないと厳しいと思います。
 
その他には、新たな知財ビジネス(知財コンサルや知財評価等)を起こすということも考えられますが、これは起業になるので、弁理士云々はあまり関係無いかなと。
------------------------------------------------------------------

こんなかんじの回答でした。

弁理士で儲けるためのキャリアプランってどんなのがいいんですかね?
上ではああ書きましたが、今後もそのモデルが通用するのか、ちょっと自信が無いです。
 
もうちょっと質問が残っているので、また次回にでも。

■関連

知財業界についての現実的な質問3
知財業界についての現実的な質問
知財部員に必要な3つの資質
知財部員への適性って?
ある知財部員の一日


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2011/05/29 (Sun)
就活前の学生の方から、知財業界についての質問を受けました。

質問の内容は公開して、 知財部を目指す全ての人に役に立ててくれとのことなので、その質問と私の回答を載せたいと思います。


-------------------------------------------------------------------------
1.知財の仕事ができる組織を教えて下さい

自分の知っている範囲では、以下の様な組織があります。
ただ、一般的に新卒で入れるのは、事務所か企業の知財部だと思います。

①特許事務所
仕事内容としては、特許明細書の作成、拒絶理由通知対応、出願や権利維持に必要なその他諸々の手続き。
ほとんどは特許に関する仕事ですが、たまに商標をメインでやっているような事務所もあります。

②企業の知財部
仕事内容は、事務所でやっているような特許権利化業務に加えて、契約、渉外、リエゾン等があります。
ただし、個人としてどのような仕事をするかは、会社の規模や配属される部署によってかなり変わってきます。

③大学のTLO
大学の研究室で出た発明を、企業に売り込むのが仕事。

④その他
特許調査や特許翻訳を専門でやっている会社があります。
それから、インテレクチュアル・ベンチャーズなどの特許流通会社があります。
あと、戦略コンサルやシンクタンク等で知財関係の仕事(知財戦略の立案や調査)があると聞いたことがあります。
ただ、プロジェクトの中に知財絡みのものが一部あるというだけで、知財の仕事ばかりを扱うことはまず無いと思います。


>2.知財の仕事で給料の良い企業、組織はどこでしょうか

若いうちであれば、事務所が一番儲かるのではないかと思います。
どれだけのアウトプットを出せるかにもよると思いますが、 30代前半くらいで、年収が1000万近くいくこともあると聞いたことがあります。
割と実力が収入に反映されるかんじだと思います。

一方、企業の場合は、その多くが年功序列なので、若いうちはそんなに儲かりません。
別に知財部だからといって、開発等の他の部門と給料が変わるわけではないですし。
大手メーカーであれば、20代の年収は500万前後だと思います。
ただ、年をとるほど給料は良くなっていきます。
(今後もそうなるかは不明ですが・・・)

TLOが儲かるという話はあまり聞いたことがありません。


>3.知財の仕事で転職に役立つスキルが身につく企業、組織はどこでしょうか

基本的に、知財の仕事は専門職なので、どの組織であってもそこで仕事をしっかり身に付ければ、 比較的転職には強いと思います。
(ただし、知財業界内に限定した話ですが)

ただ、選択肢の幅としては、知財部が多少有利なのかなと思います。
知財部→事務所の転職は、結構楽にできると聴きますし、実際自分の周りでも事務所に転職した人が結構います。
(事務所→知財部もありますが、若干数が少ないかんじです)

また、知財部のOBがTLOに流れるというのもよく聴く話です。

事務所→事務所の転職は、非常に多いです。
-------------------------------------------------------------------------


う~ん、かなり現実的な質問ですねぇ!
でも、凄く大事な視点だと思います。

まだまだ質問は続くのですが、長くなってきたので、また次回。

■関連

知財業界についての現実的な質問2
知財業界についての現実的な質問3
知財部員に必要な3つの資質
知財部員への適性って?
ある知財部員の一日



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2011/05/27 (Fri)
自分は結構本を読むんですが、近年、本が増えすぎて、だんだんと生活スペースまで浸食するようになってきました。
不要な本はAmazonやブックオフで売ったりしてるんですが、売る本よりも購入する本の方が多いという始末・・・。

そこで、今はやりの「自炊」をすることを決断しました!

(ちなみに、自炊とは、本をスキャナーで読み込んで、PDFなどの電子データに変換することです。)

110527-1.JPG まず、スキャナーとして買ったのが、富士通の「FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500 」!
自炊業界(?)では結構有名なスキャナーみたいです。
この機械の凄いところはスキャン速度で、毎分20枚を両面スキャンしてくれます。
実際に見てみると、結構なスピードで読み込まれていきます。

→Scan Snap S1500のオフィシャルページ110527-2.JPG


開いたらこういうかんじになります。



本をスキャンするためには、本をばらす作業、裁断が必要です。
一応、カッターナイフと定規を使えば本はばらせるので、何回かはそのやり方でやってましたが、やはりもっと効率よくきれいにやりたいということで、裁断機の購入に踏み切りました。

そして、買ったのが、「カール事務器 ディスクカッター DC-210N 」!
110527-3.JPG 一般的な裁断機(刃の付いたレバーを下すタイプ)とは違っていて、こちらは、刃の付いたスライダーをスライドさせるという方式になっています。

一度に切れる枚数が若干少ない(50枚くらい)のが難点ですが、その分、断面がきれいだし、省スペースです。


というわけで、結構な投資をした甲斐あって、ついに自炊をする体制が整いました!

裁断機が到着したのが昨日なので、まだ数冊しかやっていませんが、裁断した紙片のかたまりやスキャン済の本が散乱してたりして、早くも自室が工房さながらの様相を呈しています(笑)

将来的には、kindleとかiPODで蔵書を持ち歩けるようになりたいですね!

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500
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2011/05/11 (Wed)
「キャリアアップ」のバカヤロー 自己啓発と転職の“罠”にはまらないために (講談社プラスアルファ新書) ここ数年、キャリアについてあれこれ思い悩んでいるということで、書店でタイトルを見てついつい手にとってしまいました。

「キャリアアップ」のバカヤロー、著者は常見陽平氏。
同氏の著作には、「就活のバカヤロー 」があります。

とりあえず、本書を読んで思ったことを、とりとめなく書いてみようと思います。


本書では、人材紹介会社や企業の採用現場における事情などが書かれており、「キャリアアップ」に躍起になっている人をひとまずクールダウンされる内容になっています。

また、異業種交流会に出ることやビジネス書を読み漁るといった安易なスキルアップに対しても、釘をさしています。
どうやって仕事に活かすか、という視点が無いと、これらは意味が無いと。

さらに、「私のキャリアアップ漂流記」として、リクルートに新卒で入り、紆余曲折を経て、現在の人材コンサルに至るまでの筆者の体験もつづられています。

これらから導き出される、本書の大きなメッセージの一つが、「いまの仕事にマジで取り組む!」ということ。

キャリアに「アップ」も「ダウン」も無い、無駄な経験などひとつも無い。
思いがけない経験が将来役に立つ場合だってある。
だから、目の前の仕事に真剣に取り組もう、ということだと思います。

しかし、キャリアについて思い悩んでいる人(自分も含めて)にとっては、正直、身も蓋もない話だなぁと思いました。
もちろん、本書は今の仕事を一生やり続けろと言っているわけではありませんが、もう少しキャリア形成についての具体的な指針があればよかったかなぁと。


今の職場で、10こ上の先輩が自分とほとんど同じ仕事をやっているのを見ていると、このまま会社のキャリアプランに乗っかっていこうとは、とても思えません。

キャリアショック 」という本で言及されているように、今積んでいるキャリアが陳腐化してしまう可能性だってあるわけだし。

やはり、今の仕事を続けることのリスク、キャリアチェンジをすることの必要性については、常に考えておく必要があると思います。
そして、場合によっては、自分の思い描くキャリアに沿う方向になるように、積極的に動いていくべきだと考えています。
(それが必ずしも転職云々の話に結びつくわけではありませんが)


一方で、本書を読んで、もっと目の前の仕事に真剣に取り組む必要はあるかなと思ったことも事実。

これらは、別に相反することでは無いけど、どちらもバランス良くやっていくは案外難しいのかなぁという気もしています。


2011/05/08 (Sun)
 ちょっと前に行った台湾旅行について。
4泊5日と、それなりの期間滞在しました。

<1日目>

32c3e778.jpg羽田空港から台北の市街地近くにある松山空港まで。

写真は、西門という若者が集まる繁華街。
ここら辺は日本の原宿みたいな雰囲気。




b4b243d5.jpg夜は、MRTのCity Hall駅で降りて散策。

ここは日系のデパートが多く出店しており、かなりおしゃれなかんじ。

Taipei101もここらへんにあります。


 <2日目>

c36e4a8e.jpg世界四大博物館の一つである、故宮博物館へ。

中は中国人観光客でごったがえしていました。

かなり展示内容が充実しているので、本気で見ようと思ったら一日くらいかかるかも。

bf8e03f7.jpg午後は、龍山寺に行ってみました。

寺の前の公園は、何故か老人がいっぱいたむろしており、巣鴨みたいな雰囲気w

結構ド派手な寺だったけど、参拝客は真剣にお祈りしてました。

<3日目>

13df07e4.jpgHSRという新幹線に乗って、台中へ。
HSRで、台北から1時間ちょいくらいの距離。
そこから、さらにタクシーに乗り換え、40分ほど走って、鹿港(LUKANG)という港町へ。

台北は、ほとんど日本と変わらないかんじでしたが、ここらへんまで来ると、さすがに異国情緒なかんじがします。c71b1640.jpg古めかしい街並みが落ち着いてて良かったなぁ。

鹿港では、マーケットを覗いたり、天后寺や龍山寺を見ました。


<4日目>

59da463c.jpg台北の市街地にある、中正紀念堂へ。

すごいスケール!!
街のど真ん中にこんな建物があるんだから、台湾は侮れません!
写真の建物の中には、巨大な蒋介石の像があり、その付近に、兵隊が身じろぎもせず立っていました。


1edf2d91.jpg夜は士林のナイトマーケットに行ってみました。
凄まじい人で、全く買い物できませんでした・・・。

士林に限らず、台北では至る所にナイトマーケットがあります。

毎日のように、こういうお祭り騒ぎをしている場所があるんだから、ちょっとうらやましいなぁ。

そして、翌朝、日本へ帰国・・・。


と、こんなかんじの台湾旅行でした。
台湾は、総じて、食べ物がうまく、サービスの質も高かったです。

ただ、見た目もほとんど日本人と変わらない人ばかりなので、あまり外国!ってかんじじゃなかったですね。

台湾の人は親切で、こちらが日本人だとわかると、日本語で話しかけてくれます。
てゆーか、何か言葉を交わすと、二言目には「あなた日本人?」と返されることが多かったです(笑)
(まあ、色白のアジア人で、中国語ができないとなると、かなりの確率で日本人なわけですが。)

次に台湾に行くことがあったら、台南の方に行ってみたいなぁ。
2011/04/23 (Sat)
電子ガジェットに憧れて、ノリでkindleを購入してしまったのが先日。

そして 昨日・・・・。
海を越えて、ついにkindleが到着しました!

自慢がてらに、写真を載せてみます(笑)
2c2d9be0.JPG
やはり、間近で見てみると、画面の質感がほんと独特ですね。やっぱり、eインクは凄いなぁと思います。
まるで、紙に書いた絵や文字が動いている様。
本が好き&常に疲れ目の私には、この画面が合ってるなぁと。

3e3d4bad.JPG

kindleはもっとゴツいものがと思っていたけど、予想以上に薄いです。






004.JPG

設定を変えると横向きに表示させることもできます。






ネットで調べたかんじだと、諸々の技を使うことで、日本語入力が可能になったりするみたいです。
http://d.hatena.ne.jp/souryukutsu/20100216/1266303744


あと、実際手にするまで知らなかったのが、kindleには音声機能が付いているということ。

kindleのマニュアルを表示させながら、適当に設定をいじっていると、いきなり音声が流れだして、たまげました(笑)

この機能を活用すれば、英語学習にも使えそうですね。



まあ、まだまだ使い始めたばかりなんで、手さぐりな状態ですが(てゆーか、電子書籍すらダウンロードできてない状態ですが)、いつかはkindleでカッコよく活用できるような大人になりたいです(笑)

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