社会人6年目の知財担当者がつづるブログです!2012年に大手メーカーの知財部からIT系企業の法務部に転職。知財担当者の日常や知財実務、書評、キャリアプラン等が主なネタ。
プロフィール
某IT系企業の知財担当者。
社会人6年目(2012年現在)。
学生時代に一念発起して、弁理士の勉強を開始し、翌年、見事合格!
さらに翌年、大手電気メーカーの知財部に就職し、特許権利化を約5年間担当。
2012年、新天地を目指して、IT系企業の法務部に転職!
このブログを通して、知財部員の生き様が垣間見えれば幸いです。
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2008/08/02 (Sat)
oji弁理士の日常というブログで紹介されているのを見て、気になって買った本です。この本は、ある意味すごい・・・。
これを読んだ実務家の反応は2つに分かれると思います。
日本の特許実務家全員をこき下ろすような内容に激怒するか、特許実務上の問題点を無茶苦茶なまでに誇張した文章に苦笑するかです。
まあ、私は後者の方でしたが。
ストーリーは、小里電気という会社が米国のパテントとロールから特許侵害の警告を受けるところからはじまります。
小里電気側も特許で対抗しようとしますが、明細書が粗悪であるために使い物にならず、結局泣き寝入りするハメに・・・。
その後も中国で模倣品が大量に作られるという事態が起き、小里電気の知財部を中心として次々と問題が浮き彫りになっていくというものです。
この本の至る所で、知財関係者はボロクソに書かれています。
知財部員は発明提案書を事務所にマルナゲするだけの無能。
特許事務所は粗悪な明細書を大量生産しつつ、知財部員をキャバクラで接待付けにする悪徳業者。
挙句の果てには、特許明細書の内容が意味不明なのは、裁判所のどっち着かずの判決文が原因で、それには
「日本の文化の原点ともいうべき、農耕民族の生き方の共生という、民族の血のようなものが、日本の知財のメカニズムにも生きている」(原文のまま)
からだというわけの分からないことが書いてある始末です。
そりゃあ、現実にこんなことが全く無いと言ったらウソになりますが、あまりにも誇張しすぎですよねぇ・・・。
余談ですが、この本は一応小説っぽい形態をとっているものの、ストーリーが練れているとは言い難いです。
しかも、明細書の文章が無茶苦茶だとか言ってるわりに、この本の文章自体かなり無茶苦茶(笑
まあ、知財の関係者が「なんでやねん!」と突っ込みを入れながら読むぶんにはおもしろい本だと思います。
いい話のネタになるかも?
■関連
・雲を掴め 富士通・IBM秘密交渉
・雲の果てに 秘録 富士通・IBM訴訟
・知財の利回り
・死蔵特許
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確かにいることは・・・
Oji弁理士です。コメント&トラックバックありがとうございます。
この本の内容には、確かにまったく事実ではない!と断言できない部分もあるとは思うんです~私の知っている範囲でも該当する点が有りますから。
でも、知財部員や特許事務所側がみ~んなこの本で書いているような形で働いているわけではないわけで、それこそ、いろいろな事情があるわけで。。。
著者のように一方的な決め付けをやられること
には非常に抵抗がありますね。
書かせた?Y間氏を知っているだけに首をひねっております。
なお事務所側から言うと、明細書の品質とペイにはリニア?な関係があることを企業側、特にトップの方々にわかって欲しいですね。特許事務所だって商売ですから。。。米国特許弁護士や、欧州特許弁理士から報酬を請求されるたびに思います。まあ、報酬が高ければ良いというものではありませんけど。
この本の内容には、確かにまったく事実ではない!と断言できない部分もあるとは思うんです~私の知っている範囲でも該当する点が有りますから。
でも、知財部員や特許事務所側がみ~んなこの本で書いているような形で働いているわけではないわけで、それこそ、いろいろな事情があるわけで。。。
著者のように一方的な決め付けをやられること
には非常に抵抗がありますね。
書かせた?Y間氏を知っているだけに首をひねっております。
なお事務所側から言うと、明細書の品質とペイにはリニア?な関係があることを企業側、特にトップの方々にわかって欲しいですね。特許事務所だって商売ですから。。。米国特許弁護士や、欧州特許弁理士から報酬を請求されるたびに思います。まあ、報酬が高ければ良いというものではありませんけど。
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