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ブログ移転しました!→ 知財部員を辞めた人のブログ < http://ume-patent.com > 社会人7年目の知財担当者がつづるブログです!2012年に大手メーカーの知財部からIT系企業の法務部に転職。知財担当者の日常や知財実務、書評、キャリアプラン等が主なネタ。
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プロフィール
c302f6a6.jpg UME(管理人)

某IT系企業の知財担当者。
社会人7年目(2013年現在)。
学生時代に一念発起して、弁理士の勉強を開始し、翌年、見事合格!
さらに翌年、大手電気メーカーの知財部に就職し、特許権利化を約5年間担当。
2012年、新天地を目指して、IT系企業の法務部に転職!
このブログを通して、知財部員の生き様が垣間見えれば幸いです。

ご意見、ご感想、相互リンクの申し出などお気軽にご連絡下さい!
(なお、確認するまで時間がかかるおそれがあるので、直にブログにコメントして頂いた方が確実です。)
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2012/06/15 (Fri)
しばらく更新に間が空きましたが、私は元気にやっております。
 
今回もまた転職ネタで。。
 
最近の転職市場がどうなっているか、その中でも知財職の求人がどの程度あるかというのにフォーカスして書こうと思います。
 
 
私が転職活動中(約3ヶ月間)に、諸々のエージェントを通して得た知財職の求人(特許事務所を除く)は合計で約40件ほどありました。
(エージェント選びについては、こちらの記事をご参照下さい。)
知財職の就職先としては、特許事務所がボリュームゾーンになると思われますが、それを外してもこれだけあるんですね。
 
エージェント曰く、今は求人の数が多い一方で、転職者の数も多く、比較的早く求人の枠が埋まってしまう傾向にあるんだそうです。
 
私が受け取った知財職の求人の内訳は以下の様になっています。
 
(なお、以下は、私が転職活動をした2012年1月~4月の情報を基にしており、最新のものではないということに留意して下さい。多くの求人はすでにクローズしています。また、特許事務所は含まれていません。)
 
 
・大手電気メーカー : 14件
・電子部品 : 5件
・製薬企業 : 3件
・化粧品メーカー : 1件
・食品会社 : 1件
・化学・材料メーカー : 9件
・IT系企業 : 5件
・アミューズメント企業 : 4件
・その他(知財コンサル、リサーチ) : 2件
 
 
やはり、予想通りというか、大手電気メーカーの求人が非常に多いです。
国内最大級の電気メーカー、大手プリンターメーカー、大手重機メーカー、大手空気清浄機メーカーなどが含まれています。
おそらく、ここらへんの企業は、通年求人を出しているというかんじなんじゃないでしょうか?
 
あと、意外と化学系の会社が多いです。
製薬、化粧品、食品、化学を合わせると14件もあります。
国内最大級の化学メーカーが数社、大手ガラスメーカー、石油化学メーカー、大手食品メーカー、国内最大手の製薬メーカーなどです。
さらに、大手電機メーカーの中にも、化学系の担当者を募集しているケースがあるので、実際にはさらに求人が多いです。
 
エージェントも、今は化学系の知財の求人が多く、採用意欲も高いと言っていました。
 
う~ん、意外と化学のバックグラウンドは使えるな・・・。
 
ちなみに、私は化学専攻で、前職でも材料関係の案件を扱っていたのですが、自分のバックグラウンドを活かして化学メーカー応募! ということはほとんどせず。。
転職活動の終わりに差し掛かったころで、1社応募しただけでしたね。
 
あと、前職での教訓を生かして、大手電機メーカーへの応募は0件にしました(笑)
 
 
じゃあ、どこを受けたのかというと、代わりに、IT企業やアミューズメント企業に応募してました。
(ここらへんの意思決定の経緯は、前に書いた記事をご参照下さい。)
 
IT企業としては、巷で有名なサービスをやっている会社ばかりでした。
動画サービスをやっている会社、ルート検索サービスを行っている会社、それに近年すさまじい利益をたたき出している話題の2社などが含まれています。
 
会社創業から間もない会社が多い中で、それなりの件数があると言えます。
 
アミューズメント系ですと、パチスロメーカー、大手ゲームソフト会社など、いずれもよく名前を聞く企業です。
たまたま時期が悪かったのか、コンシューマー機を開発している企業の案件はありませんでした。
 
 
最後に、求人の仕事内容についてふれておきます。
上で述べた企業のほとんどは、発明発掘や特許権利化をメインにやるというものがほとんどでした。
やっぱり、企業にいようが、事務所にいようが、知財の仕事ではここらへんの能力は必須ということですかね。
 
一方、契約渉外や特許サーチャーの仕事で募集している企業は稀でしたね。
 
あと、特許以外の知財(商標とか)を専門で募集している企業はありませんでした。
 
 
こんなかんじで、とりとめなく書いてきましたが、少しでもお役に立てば幸いです。

■関連
転職の際のエージェント選び
転職の企業選びで考えたこと
転職の企業選びで考えたこと2
35歳までに読むキャリアの教科書
「キャリアアップ」のバカヤロー
会社を辞めます



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2012/05/12 (Sat)
新しい会社に入って早くも約一週間が経過しました。
今のところ、かなり楽しくやっております!

そこらへんの話は別の機会にするとして、記憶が風化しないうち転職ネタを書いておきます。

今回は、転職活の際にどのようにエージェントを使ったのかという、わりと実用的な内容です。



やはり、転職活動において、多くの場合、エージェントを使うことは必須であると思われます。
(企業からダイレクトにオファーがあったり、よっぽど強いコネがあったりすれば別ですが。)

あと、一応、企業のホームページ等から直に応募するという手もありますが、そうすると、書類の提出や面接の日程の調整、さらには内定後の条件交渉等も全て自分でやることになり、大変手間がかかります。
また、「自分は存在を知らない(又は転職先の候補として見ていない)けど、実は自分に合っている」企業の求人に出会う可能性も低くなります。


そんなわけで、転職活動ではエージェントを使うのですが、その際に留意すべきなのは、巷でよく言われるように、複数のエージェントに登録した方が良いということです。

私も今回の転職活動で複数のエージェントに登録しました。
具体的には、マイナビ、リクナビ、DODA、パソナ等の大手エージェントと、小規模の業界特化型エージェントの合わせて6社くらいに登録しました。

その際に実感できたメリットとしては、以下のことが挙げられます。


・検討できる求人案件が広がる

正直、以前は、「エージェントが持ってる求人案件なんてどこも大して変わらないだろう。だから大手のエージェントに登録しとけばいいや。」と思っていました。
しかし、実際に複数のエージェントに登録してみると、エージェント間で持っている案件は、意外と違っているなと実感しました。
(もちろん、大部分がかぶっていたというケースもありましたが)

これは、エージェントごとに、得意とする企業や業界が異なっていることによるものなのかなと。
ネットなどでエージェントの評判を調べると、このエージェントは外資系に強いとか、このエージェントはエグゼクティブ向けの案件を多く扱っているといったことが書かれています。

ただし、実際にその評判通りかというのは、実際に登録してみないと分からない部分が多いです。


・良い担当者に当たる可能性が高まる

上とも少し関連しているのですが、自分に合う求人案件を見つけ出してくれるかというのは、ある程度エージェント側の担当者の手腕にかかっています。

そのため、いくらエージェント会社が多様な案件を持っていても、担当者がしょぼいと、適切な案件を探り当てることができない可能性があります。

そして、良い担当者(自分と相性が合うか、有能か)に当たるかどうかは運任せな部分があります。

大手だからと言って、必ずしも自分に合う担当者に当たるわけではありません。

例えば、自分のケースでいうと、ある担当者は、私の経歴からして、大手企業の知財または法務以外しかありえないということで、その他案件(コンサル等)については、調べてくれませんでした。

一方で、知財以外にも幅広い形で転職活動をしたいという私の希望をちゃんと考慮してくれて、知財以外の色々な案件を紹介してくれた担当者もいました。
その際、「募集要項の条件は満たしていないけど、可能性がありそうだから、とりあえず応募してみましょう」という具合に、積極的に応募を勧めてくれました。
また、直接の募集は無いけど、ポジションサーチという形で企業に打診したりしてくれたケースもありました。

自分としては、このように、自分の希望をできるだけ聞いて、好きにやらせてくれるエージェントの方が相性が良かったです。


もちろん、複数のエージェントに登録するというのは、転職エージェント側からすれば、あまりありがたい話ではないんですけどね。。
ただ、やはり、転職は自分の人生に大きな影響を与えるものだから、できるだけの手を尽くしたいですよね。

私は、結果として、非常に満足のいく転職活動ができました。

この場を借りて(まあ、誰も見てないでしょうが)、お世話になったエージェントの皆様にはお礼申し上げて、筆を置きたいと思います。

■関連

何故コンサルではなくIT企業に行ったのか?
知財の転職市場における求人状況
転職の企業選びで考えたこと
転職の企業選びで考えたこと2
35歳までに読むキャリアの教科書
「キャリアアップ」のバカヤロー
会社を辞めます

2012/05/02 (Wed)
前回の続きで、転職の際の企業選びについて書きます。

前回でもチラッと述べましたが、今回転職するにあたって、知財以外の仕事をやることについても考えました。

自分は、学生時代に弁理士の勉強を始めて以来、ずっと知財業界に身を置いてきました。
そして、弁理士試験に合格し、新卒でメーカーに入って知財実務を経験しました。

普通であれば、ここまで積み上げた知財のキャリアを捨てる手は無いわけですが、ここにきて、「本当にこのまま生涯知財の仕事をやることになっていいのだろうか?」という迷いが生じたわけです。

自分は、30歳前。 年齢的に未経験の分野に移れる最後のチャンスです。

せっかく転職活動をやるんだから、後悔はしたくない。

だから、知財に縛られずに、自分の興味のある業界は全て受けよう!と決意しました。


では、知財以外にどんな仕事に興味があったかというと、一つは経営コンサルです。
自分は、企業の経営についても興味があり、それに関われる仕事もいいなぁと思っていました。

その理由は以下の通りです。


企業で知財の仕事をやっていくうちに、特許権利化だけでなく、事業を有利に進めるために知財をどう取得し、どう活用していくかという知財戦略的なことに興味を持つようになりました。

しかし、知財戦略を考えるための前提条件として、企業としての経営戦略が定まっていなければ、知財戦略が成り立たないということに気付いたわけです。

そうすると、知財戦略よりも上位である経営戦略に係わる仕事の方が面白いんじゃないかと思うように なったわけです。

そのきっかけとなったのが、数年前にやった知財コンサル育成研修です。

その研修では、ベンチャー企業に対しての知財コンサルに関わりましたが、その時、企業の将来にインパクトを与えるのは経営戦略であり、知財戦略は経営戦略の中の一要素に過ぎない、ということを痛感しました。

じゃあ、経営戦略に係わる仕事って何があるかというで調べていくと、企業の企画部や経営コンサルがあるということがわかりました。
その中でも、経営コンサル、特に戦略コンサルは、企業の全体戦略に係わる機会が多いという話を聞きます。

そんなわけで、企業の知財部(法務部)に加えて、コンサルティングファームも受けることにしました。

その他にも、知財の仕事かどうかに関わらず、興味のある案件はとりあえずピックアップし、結局、以下の様な業界(職種)を受けることにしました。

・IT系企業の法務部、知財部
・経営コンサル
・シンクタンク
・M&Aアドバイザリー


こうして見ると非常に節操の無い企業選びをしていますね(笑)

ちなみに、シンクタンクを受けようと思った理由は、調査関係の仕事で理系の知識が活かされるケースがあり、コンサルティングも行っているので、経営戦略の立案にも関われるのではないかと考えたからです。

また、M&Aアドバイザリーを受けようと思った理由は、近年、企業が特許ポートフォリオの強化を目的として買収をするケースが出てきており(Googleによるモトローラ買収の事件等)、今後M&Aの業界で、知財のバックグラウンドを持った人間が重宝されるのではないかと考えたからです。

しかしながら、シンクタンクとM&Aアドバイザリーは、面接を受けたかんじでちょっと違うなと感じたし、先方からもやはり適性が無いという判断をされて、早々に落ちました。

一方、IT系企業の法務部とコンサルティングファームについては、順調に選考が進んでいきました。

最終的に、どちらを選ぶかということで思い悩むわけですが、その際に考えたことについては、またの機会に書きたいと思います。

■関連

転職の企業選びで考えたこと1
企業への知財コンサルを体験して2
転職の際のエージェント選び
35歳までに読むキャリアの教科書
「キャリアアップ」のバカヤロー
会社を辞めます


2012/04/26 (Thu)
今は次の会社に行くまでの空白期間ということで、仕事は無く、半ニート状態です(笑)

とは言え、退職やら入社やら転居やらに際しての諸々の手続きがたくさんあって、あんまりヒマがありません。

せっかく仕事が無いんだから、あちこちプラプラしたいんですけどねぇ・・・。

とりあえず、記憶がフレッシュなうちに、転職をネタに記事でも書いときたいと思います。

今回は、転職活動の企業選びに際して、私が考えたことについて。



前の記事でも書きましたが、私が転職をしようと決めた大きな理由の一つが、特許権利化だけでなくもっと知財の幅広い仕事をしたいというものでした。

そこで、転職エージェントから紹介された案件の中からアプライをする企業を選ぶにあたって、以下の様なことを考えました。

まず、大手メーカーの知財部は候補から外すことにしました。
大手メーカーであれば、おそらく仕事が細分化されており、現職と仕事内容が大して変わらないだろうから、転職する意味があまり無いと考えたためです。

また、特許事務所も権利化業務にさらにフォーカスしていくことになるだろうから、自分には合わないと思い、候補から外しました。

そうなると、対象は、比較的小さな企業の知財部(法務部)ということになります。

ただし、あまりにも企業の規模が小さくなると、そもそも会社に知財業務が存在しない場合が多くなります。
知財業務が無いことを承知で法務部に行くという手もありますが、さすがに今さら純粋な法務をやるのもなんだかなぁという気がしていました。

というわけで、大きい企業にいけば現職とあんまり変わらないし、小さすぎても知財の仕事ができないということで、そこらへんが丁度いい応募先を探すというのが結構難しいところでした・・・。


この様な微妙なバランスを考慮すると、求人案件の中からいわゆるIT系企業がピックアップされてきました。

IT系企業は創業して間もないところが多いため、まだ規模が比較的小さく、且つ急成長している会社が多いので、採用意欲が旺盛です。
加えて、近年、アメリカのIT業界等で特許訴訟が頻発していることから、知財人員を増強しようという意図があるようです。(これは私の推測ですが)



一方で、必ずしも知財業界に縛られる必要も無いんじゃないのかとも考えました。
一応、未経験でも異業種に移れるギリギリの年齢ということで、知財以外の業界も検討することにしました。

そこらへんの話は次回書きたいと思います。

■関連

転職の企業選びで考えたこと2
転職の際のエージェント選び
35歳までに読むキャリアの教科書
「キャリアアップ」のバカヤロー
会社を辞めます


2011/05/11 (Wed)
「キャリアアップ」のバカヤロー 自己啓発と転職の“罠”にはまらないために (講談社プラスアルファ新書) ここ数年、キャリアについてあれこれ思い悩んでいるということで、書店でタイトルを見てついつい手にとってしまいました。

「キャリアアップ」のバカヤロー、著者は常見陽平氏。
同氏の著作には、「就活のバカヤロー 」があります。

とりあえず、本書を読んで思ったことを、とりとめなく書いてみようと思います。


本書では、人材紹介会社や企業の採用現場における事情などが書かれており、「キャリアアップ」に躍起になっている人をひとまずクールダウンされる内容になっています。

また、異業種交流会に出ることやビジネス書を読み漁るといった安易なスキルアップに対しても、釘をさしています。
どうやって仕事に活かすか、という視点が無いと、これらは意味が無いと。

さらに、「私のキャリアアップ漂流記」として、リクルートに新卒で入り、紆余曲折を経て、現在の人材コンサルに至るまでの筆者の体験もつづられています。

これらから導き出される、本書の大きなメッセージの一つが、「いまの仕事にマジで取り組む!」ということ。

キャリアに「アップ」も「ダウン」も無い、無駄な経験などひとつも無い。
思いがけない経験が将来役に立つ場合だってある。
だから、目の前の仕事に真剣に取り組もう、ということだと思います。

しかし、キャリアについて思い悩んでいる人(自分も含めて)にとっては、正直、身も蓋もない話だなぁと思いました。
もちろん、本書は今の仕事を一生やり続けろと言っているわけではありませんが、もう少しキャリア形成についての具体的な指針があればよかったかなぁと。


今の職場で、10こ上の先輩が自分とほとんど同じ仕事をやっているのを見ていると、このまま会社のキャリアプランに乗っかっていこうとは、とても思えません。

キャリアショック 」という本で言及されているように、今積んでいるキャリアが陳腐化してしまう可能性だってあるわけだし。

やはり、今の仕事を続けることのリスク、キャリアチェンジをすることの必要性については、常に考えておく必要があると思います。
そして、場合によっては、自分の思い描くキャリアに沿う方向になるように、積極的に動いていくべきだと考えています。
(それが必ずしも転職云々の話に結びつくわけではありませんが)


一方で、本書を読んで、もっと目の前の仕事に真剣に取り組む必要はあるかなと思ったことも事実。

これらは、別に相反することでは無いけど、どちらもバランス良くやっていくは案外難しいのかなぁという気もしています。


2010/11/06 (Sat)
35歳までに読むキャリア(しごとえらび)の教科書 就・転職の絶対原則を知る (ちくま新書) 久々に本の紹介でもしてみたいと思います。

タイトルは、「35歳までに読むキャリアの教科書」!

別に知財に関係がある本というわけではありませんが、色々と考えさせられたので、取り上げることにしました。

著者は、渡辺正裕氏。
My News Japanというニュースサイトを運営されている方です。


本書の大まかな内容は、以下の様です。


仕事選びにおいては、自己の「動機」と「能力」の両方にマッチした仕事を選択するべき。
動機又は能力のどちらか(あるいは両方)に合っていない仕事に就いてしまうと、不幸なキャリアになってしまう。

しかし、特に仕事へのコア動機は、実際に仕事を経験しないと顕在化してこないので、新卒時の就職で必ずしも自分に合った仕事に就けるわけではない。
その場合、転職(あるいは会社内での異動)を行って、自分の適性がどこにあるのかを探っていく必要がある。

ただし、30歳を過ぎると、転職市場での人的資本のポテンシャルが急激に低下していくので、思い切ったジョブチェンジが可能な20代のうちに積極的に動いて、自分のコア動機を明確にしておくべき。
そして、社会人10年目くらいまでに、動機と能力の両方にマッチした仕事にたどり着くべきである。


本書では、何人かのビジネスパーソンの体験談を挙げ、彼らがどの様にしてジョブチェンジしながら、動機と能力に合った仕事を見つけ出していったのかが書かれています。

人によって、様々な思いや背景があって、千差万別のキャリアを歩んでおり、こういう仕事の選び方もあるのか!こういうキャリアもありなのか!と、非常に興味深かったです。


本書を読んで、ふと考えました。

果たして知財の仕事は、自分の動機及び能力に合致した仕事なのかな?と。

私は、新卒で、知財というある意味特殊な職業についたわけですが、やはり学生の頃思い描いていた知財の仕事というのと実際の知財業務とには若干ズレがありました。

3年にわたってこの仕事を経験した中で、自分は何がやりたくて、何がやりたくないのかが多少なりとも見えてきたのかなと。

次回は、ここらへんについて考察してみようと思います。

35歳までに読むキャリア(しごとえらび)の教科書 就・転職の絶対原則を知る (ちくま新書)
渡邉 正裕
筑摩書房
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おすすめ度の平均: 4.5
3 具体的で使えるが、一周遅れ。これからは、仕事力を磨くだけでは良きキャリアを築けないのではないか。
5 こんなキャリアの本が欲しかった
5 若手ビジネスパーソン向け
5 若者必読の書
 

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