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ブログ移転しました!→ 知財部員を辞めた人のブログ < http://ume-patent.com > 社会人7年目の知財担当者がつづるブログです!2012年に大手メーカーの知財部からIT系企業の法務部に転職。知財担当者の日常や知財実務、書評、キャリアプラン等が主なネタ。
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プロフィール
c302f6a6.jpg UME(管理人)

某IT系企業の知財担当者。
社会人7年目(2013年現在)。
学生時代に一念発起して、弁理士の勉強を開始し、翌年、見事合格!
さらに翌年、大手電気メーカーの知財部に就職し、特許権利化を約5年間担当。
2012年、新天地を目指して、IT系企業の法務部に転職!
このブログを通して、知財部員の生き様が垣間見えれば幸いです。

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(なお、確認するまで時間がかかるおそれがあるので、直にブログにコメントして頂いた方が確実です。)
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2013/02/26 (Tue)
去年に私の前職(大企業)と現職(新興IT企業)とで、会社や仕事がどう違うのかみたいな記事を書きかけていましたが、今日はその続きについて書きたいと思います。

前回は、会社の雰囲気や人員構成的なものが中心だったので、今回は仕事内容によりフォーカスしてみたいと思います。
(前回の記事はこちらを参照。)


■仕事内容

前職:大企業ということで、知財部だけでも数百人いました。
これだけ人数がいると、当然、仕事の分業化が高度に進んでおり、末端の社員の仕事の幅というのは狭くならざるを得ません。
私も例外なく、ある製品に使われる材料の特許権利化(明細書作成と中間処理)という、非常に限られた範囲の仕事を数年間やっていました。
(もしも、辞めなければ、数十年にやることになっていたかもしれません)

明細書作成や中間処理以外の仕事に関わることがほとんどなかったため、飽きっぽい自分は仕事へのモチベーションが低下してしまい、結局転職することになったわけです。

もっとも、狭い領域にフォーカスして仕事をするということには良い面もあり、明細書作成や中間処理の経験をしっかり積めたことはよかったと思っています。
やはり特許権利化のスキルというのは、どんな特許の仕事をやる上でも必要となる能力だと思います。
この経験は、今の仕事をする上でも財産になっています。


現職:法務部全部合わせても数十人という規模感であり、特許担当となるとさらに人数が少なくなります。
これだけしか人がいないと、社内の特許関連の仕事(時には、商標などの他の知財業務)が全て降ってくることになります。
会社で手がけている全事業の発明発掘、特許権利化を担当することはもちろん、係争対応や社内の制度設計、ワークフローの構築など仕事内容は多岐に渡ります。
逆に、明細書作成や中間処理は全て事務所に外注するため、明細書や意見書をじっくりと書くということは、まずありません。
せいぜい、事務所から上がってきた原稿を確認するくらいです。

また、会社が海外展開をしているため、海外オフィスや海外の法律事務所と直接やりとりをすることもあります。

総じて、人数が少ないだけに、いろんな仕事を経験する機会があります。


■仕事の進め方、管理体制

前職:上から振られた仕事を黙々とやっていきます。
社内の特許管理システムに担当案件が表示されるので、それを期限までに片付けるというのがメインです。

そしてアウトプット(明細書原稿、意見書・補正書原稿)は基本的に先輩に全てチェックしてもらう、場合によっては課長などの管理職にもダブルチェックを受けるというかんじでした。
自分のアウトプットに対してフィードバックが得られる反面、常にやることなすことが逐一チェックされてるという息苦しさを感じたことも事実です。

また、他部門や社外とのやり取りは基本的に上司がやるので、特に若いうちは組織外に自分一人で出て行くという機会はあまりありません。
ミーティングがあっても、端っこの方に座っているだけということがよくありました。
(まあ、今にして思えば、自分ももうちょっと積極的に発言等をすればよかったと反省していますが。。)


現職:基本的に、自分の裁量で仕事を進めることがほとんどです。
上から振られる仕事もありますが、自分で仕事を取りに行くことも結構あります。

また、先輩や上司に相談する場合も、仕事の進め方の方針を確認するくらいです。
(そして、だいたい、「UMEさんにお任せします」と言われます(笑))
アウトプットの中身までチェックを受けることは、レアです。

現職では、「自分の後ろには誰もいない」ということをしばしば感じさせられます。
他部門や社外の方との打ち合わせにも一人で出ていく機会が多く、その際は自分でうまくやっていかないと誰もフォローしてくれません。
また、多くの場合、どの仕事をやるのかまで含めて自分の判断によって仕事を進めていくし、もし自分が仕事に取りかからなければ、多くの仕事は永久に放置されたままになります。
また、自分が出したアウトプットがほぼそのまま会社のアウトプットになるので、それに対するプレッシャーはあります。


■評価、昇進

前職:やはり多くの日本企業のように、終身雇用・年功序列という側面が強いです。
若者は給料を低く抑えられる代わりに、年を取ると仕事内容以上に給料が入るという仕組みです。
長くいればいるほど、給料的においしい仕組みになっています。

給与等級はいくつかのグレードに分かれており、昇格する際には社内の試験に合格する必要があります。
(なお、同じグレード内では、期ごとの評価で昇給の幅が決まる)
昇格試験では、インバスケット試験と論文試験をやらなければなりません。
これらの試験は、どういう回答をしたら合格するのかが自分にはさっぱり分からず、こんなんでグレードが決まってしまうのはなんだかなぁと思っていました。
(そして、結局自分は合格しないまま辞めてしまいました(笑))


現職:まだ入って間もないので、評価がどの様に行われるのか分からない部分もありますが、基本的には普段の仕事ぶりと成果で評価されるようです。
自分に納得のいく評価がされるかどうかは、今後見極めていく必要があると思っています。

ですが、少なくとも年功などほとんど考慮されないことは間違いないと思います。
そもそも社員の9割がたは転職で入ってきているので、年功制度をとりようがないといった状態です。
客観的に見ても、実力主義なのは間違いがなく、部下よりも上司が年下といったケースもしばしば見受けられます。


以上が、大手メーカーと新興IT企業の2社を経験しての私の感想です。
もちろん、私はこの2社でしか働いたことがないので、上記の違いは必ずしも一般化できないと思います。

自分が言いたかったのは、組織が違うとカルチャーや仕事に対するマインドが相当異なるということです。
自分が転職して、「会社が違えばこうも違うものなのか!」と驚いた部分であったし、非常に興味深いところでもありました。
何かの参考になれば幸いです。

■関連
大企業の知財部と新興IT企業の法務部はどう違うか1
何故コンサルではなくIT企業に行ったのか?
IT企業の法務部に必要な知識・スキルとは?
転職の企業選びで考えたこと
転職の企業選びで考えたこと2

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無題
こんにちわ。ひさしぶりの更新ですね!

読んでると、自分はIT法務の方が好きだなって思いました。
大企業の知財部って、もちろん自分は行ったことが無いのですが、
なんとなく、この文章から、公務員っぽい感じを受けました、組織が。

UMEさんは、転職の前から、
これだけ違いがあるって知ってたんですか??
成功するように転職したと思うんですが、
業務内容はどうやって調べてたんですか??

という僕も、ついに弁理士の実務修習が終わり、
終了式を待つだけになりました♪
ナック URL 2013/03/01(Fri)23:09:05 編集
無題
ナックさん

コメントありがとうございます!
そして、弁理士研修お疲れ様です。

>UMEさんは、転職の前から、
>これだけ違いがあるって知ってたんですか??
>成功するように転職したと思うんですが、
>業務内容はどうやって調べてたんですか??

正直、転職前から違いを認識してたわけではないし、そこまでちゃんと業務内容を調べたわけでもないです。

ただ、前の会社で働いてみて、小さい組織の方が色んな仕事ができるし、チャンスも多く回ってくるに違いないと考えていました。
だから、とにかく、知財の組織が前職のものとは正反対であるところを選ぼうと思いました。
つまり、大きくて歴史のあるところではなく、小さくてできたばかりのところにしようと。

その条件に合うのがたまたまIT企業だったというわけです。
UME 2013/03/05(Tue)22:10:32 編集
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