某IT系企業の知財担当者。
社会人7年目(2013年現在)。
学生時代に一念発起して、弁理士の勉強を開始し、翌年、見事合格!
さらに翌年、大手電気メーカーの知財部に就職し、特許権利化を約5年間担当。
2012年、新天地を目指して、IT系企業の法務部に転職!
このブログを通して、知財部員の生き様が垣間見えれば幸いです。
ご意見、ご感想、相互リンクの申し出などお気軽にご連絡下さい!
(なお、確認するまで時間がかかるおそれがあるので、直にブログにコメントして頂いた方が確実です。)
e-mail:tizaibunositappa■yahoo.co.jp
(■に@を入れて下さい)
■twilog
先日、会社の知人から相談を受けました。
それは、「今から弁理士試験の勉強を始めようか迷っているが、弁理士資格を取ることのリスクとリターンは何か?」というものです。
以下、私の考えを書いてみたいと思います。
(視点が企業の知財部員に偏っているので、あしからず・・・)
まず、資格を取ることのリターンについて。
真っ先に思い付くのが、自分で特許事務所を開ける事、出願の代理人を務めれること(特許業務で金が取れること)。
でも、これらは、企業にいる限りあまり意味がありません。
弁理士資格を持っているからといって、業務内容が変わるということはあまりないし、いきなり待遇が良くなるというわけでもないからです。
まあ、会社によっては、登録料を払ってくれたり、資格手当を出してくれたりするところもあるようですが。
(私の会社にはありません・・・)
ただ、企業を離れて、どこかに転職しようとした時には、割と役に立つと思います。
事務所への就職が有利になるし、小さ目の会社だと知財部の重要なポストに着けるかもしれません。
昨今のような不安定な時代には、自分の意に添わず会社にいられなくなる可能性もあるわけだから(クビ切りとか)、リスクヘッジとして資格を持っておく意義はあると思います。
もう一つ利点を挙げると、人脈形成に役立つということです。
資格があることで、プロのコミュニティーに入りやすくなります。
例えば、私は今、知財コンサルティングという関東経済産業省のプロジェクトに参加していますが、その参加者がそうそうたる面子です。
その中に、私みたいな経験の少ない若造が、弁理士資格があるという理由だけで入っていけるわけです。
だから、普通では知り合えないような人と知り合いになれるという利点があります。
そして、そこから得た人脈を使って、ガンガン上にのし上がって行く!
・・・なんてこともできるかもしれません。
まあ、そこまで大袈裟ではなくても、知財関係者の知り合いが作りやすくなるから、そこから得られる情報や刺激によってスキルアップが図れるということは十分言えるでしょう。
他にも法律の知識が身に付くとか、知財部内や開発への発言力が増すといったメリットもありますね。
弁理士資格習得に対するリスクについては、次回に譲りたいと思います。
弁理士資格を取る意義 代償編
弁理士資格を取る意義 結論編
・キタロウblog 目指せ世界一の弁理士
・ナックの弁理士試験合格までのブログ ・知的財産 やってみなはれ
・知財とか渉外とか特許とか
・Nyoblog in San Francisco
・アラフォーサラリーマンの日記
・弁理士 鯨田雅信の「ローマは一日にして成らず」
・*Sugar nightmare*
・oji弁理士の日常
・ちょいわるオヤジの弁理士トライアル
・futureeyeの未来社会
・ぱてんとどっと混む(弁理士試験モード稼働中)
・iptops.com
・特許庁ホームページ
・特許電子図書館(IPDL)
・USPTO
・esp@cenet
・WIPO
・判例検索
・知的財産教育協会