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ブログ移転しました!→ 知財部員を辞めた人のブログ < http://ume-patent.com > 社会人7年目の知財担当者がつづるブログです!2012年に大手メーカーの知財部からIT系企業の法務部に転職。知財担当者の日常や知財実務、書評、キャリアプラン等が主なネタ。
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プロフィール
c302f6a6.jpg UME(管理人)

某IT系企業の知財担当者。
社会人7年目(2013年現在)。
学生時代に一念発起して、弁理士の勉強を開始し、翌年、見事合格!
さらに翌年、大手電気メーカーの知財部に就職し、特許権利化を約5年間担当。
2012年、新天地を目指して、IT系企業の法務部に転職!
このブログを通して、知財部員の生き様が垣間見えれば幸いです。

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2008/12/16 (Tue)

先週は、社内の研修がありました。
そのお題が、ある出願に対して拒絶理由通知(進歩性違反)が来たという想定で、それについてどういう対応をするかというのを同期の皆で議論するというものです。

その対応としては、大体2つに分かれます。
一つは機械的構成をクレームしている今の請求項1で戦うというやり方。
もう一つは、サブクレームに記載されている、ソフトウェア的な要件をクレームアップするというやり方です。

私は、請求項1では引例(ある部材の位置が違うだけで、請求項1の構成とほとんど同じ)から進歩性を主張するのは難しいと考え、サブクレームに落とすという補正を提案しました。
しかし、意外と他の同期は、今の請求項1のままがんばるという人が多かったです。

結局、講師側が用意した答えも、請求項1でがんばるというもので、引例の明細書を注意して読むと、ある部材を本発明の位置に移動されることの阻害要因があるとのことでした。
それを主張すれば、この件は通るだろうと。
う~ん、なるほどなぁ・・・。

といわけで、今回の研修は、普段あんまり考えないようなことを色々考えさせられましたね。
自分が担当する化学の分野は、機械的な構成をどう表現するかということは、ほとんど検討しませんからねぇ・・。
こういう事を考えれるのが、汎用性のある実務能力につながるのかなと思いました。

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うらやましいです。
中堅メーカーの職員です。
ブログが更新されるのをいつも楽しみにしています。

私は半年ほど前に知財部に異動しましたが、進歩性の考え方がいまいち分からず、苦労する日々を過ごしています。
わが社には記事のような研修がなく、うらやましい限りです(社内にもそれほど詳しい人がいません。)。
講師はどんな経験を持った方が担当されるのでしょうか。社外の方なのでしょうか。
記事のような研修を頼める人がいたらいいなと思ってしまいました。
知財に異動した元技術者 2008/12/18(Thu)23:12:24 編集
無題
知財に異動した元技術者様

コメントありがとうございます!
このブログの更新を楽しみにして下さっているとは、嬉しい限りです!

私の会社では、社内の人間が講師をしています。大体、昔実務をやっていた年配の方ですね。
だから、言葉に非常に含蓄があります。

研修が無いなら、自分で勉強するしかないですね。
進歩性の考え方を身に付けたいのであれば、とりあえず特許庁の審査基準を読んでみるのが良いかと思います。
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/shiryou/kijun/kijun2/tukujitu_kijun.htm
(すでに読まれていたら、ごめんなさい)
なかなか、実際のケースに当てはめるのは難しいですが、考え方の参考にはなります。
あとは、パテントサロンとかに載っている研修に行ってみるとかですかね。

とは言え、進歩性の判断なんてそう簡単に身に付かないですよね。
お互い頑張りましょう!
UME 2008/12/18(Thu)23:54:57 編集
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