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ブログ移転しました!→ 知財部員を辞めた人のブログ < http://ume-patent.com > 社会人7年目の知財担当者がつづるブログです!2012年に大手メーカーの知財部からIT系企業の法務部に転職。知財担当者の日常や知財実務、書評、キャリアプラン等が主なネタ。
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プロフィール
c302f6a6.jpg UME(管理人)

某IT系企業の知財担当者。
社会人7年目(2013年現在)。
学生時代に一念発起して、弁理士の勉強を開始し、翌年、見事合格!
さらに翌年、大手電気メーカーの知財部に就職し、特許権利化を約5年間担当。
2012年、新天地を目指して、IT系企業の法務部に転職!
このブログを通して、知財部員の生き様が垣間見えれば幸いです。

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2008/07/30 (Wed)

明細書についてのプレゼン、無事終わりました。
あー、この一仕事終えた後の開放感がたまらない(笑

発表自体は練習した甲斐あってそれなりにできたんですが、質疑応答で執拗な突込みが入って苦しい場面がありました。 

今回私が発表した発明は、
①ある物Aを得る製造工程で、処理Bを行った
②すると、物Aに新たな効果Cがあらわれた
③物Aを調べると、化合物Dが生成していた
というものです。

これに対して、化合物Dを含有する物Aをクレームにし、発明の効果をCとしました。
そして、明細書中で、処理Bを行うことで物A中に化合物Dができ、それによって効果Cが得られると記載しました。

このことについて発表すると、お偉いさんからこういう突込みが入ったのです。
「化合物Dから効果Cが得られるっていう証拠はどこにあるんだ」と。

処理Bによって効果Cが現れたことと、処理Bによって化合物Dが生成したことは証拠があります。
しかし、確かに化合物Dと効果Cを直接結びつける物証は無かったのです。
自分としては、発明の提案を受けた時点から前提条件として考えていたので、かなり面食らいました。

とりあえず、
「化合物D以外に効果Cを奏するような要素は発見できなかった。だから、状況証拠から化合物Dが効果Cに関係していることは確実だ」
という反論をしたのですが、なかなか納得してもらえませんでした・・・。

これも含めて、今回のプレゼンでは色々と勉強になりましたね。
特に、疑り深い人を納得させるのは大変だってことです(笑

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無題
プレゼンで出てくるとっぴな質問には苦労しますよね。しかし、スリルも感じます。

アイデアを考え出す方からの意見ですが、出てくる効果のとどのつまりの原因を追究することが重要です。

分りやすい例を示します。或る時代に発明家が空飛ぶ装置を開発しました。鳥の羽と全く同じものを備え、動力源を搭載して羽を羽ばたかせて、飛行します。それを見た見物人が、その装置はなぜ空がとべるの?と質問しました。決まってるじゃないか、鳥の羽と同じものを付け、鳥と同じように羽ばたかせているから、鳥と同じように空が飛べるんだよ。じゃあ、なぜ鳥は空が飛べるの? そんなこと知るかよ。

見物人は、鳥が空を飛べる原因を追究しました。なにも羽に限らず、空気を下方に移動させることによってその反力で飛行できることを突き止めました。これを利用して、現在の形の飛行機やヘリコブターを開発しました。

その見物人は、さらに原因を追究しました。空気に限らず反力さえ発生させれば飛行できることを突き止めました。これを利用して、ロケットを開発しました。
futureeye URL 2008/08/09(Sat)10:14:32 編集
無題
なるほど、とどのつまりの原因ですか。
現状では、そこを考える癖がなかなか付かないんですよね。
何故ならメーカーの開発では、「原因は分からなくても、とりあえず効果さえ出ればいいや」という考えだからです。
だから、どうしても表面的な効果で議論してしまいがちで・・・。
ほんと、良くないことだと思います。
せめて人前で話す時には、深い所まで考えるべきですね。
UME(管理人) 2008/08/12(Tue)14:19:16 編集
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