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ブログ移転しました!→ 知財部員を辞めた人のブログ < http://ume-patent.com > 社会人7年目の知財担当者がつづるブログです!2012年に大手メーカーの知財部からIT系企業の法務部に転職。知財担当者の日常や知財実務、書評、キャリアプラン等が主なネタ。
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プロフィール
c302f6a6.jpg UME(管理人)

某IT系企業の知財担当者。
社会人7年目(2013年現在)。
学生時代に一念発起して、弁理士の勉強を開始し、翌年、見事合格!
さらに翌年、大手電気メーカーの知財部に就職し、特許権利化を約5年間担当。
2012年、新天地を目指して、IT系企業の法務部に転職!
このブログを通して、知財部員の生き様が垣間見えれば幸いです。

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2008/08/02 (Sat)
マルナゲ―企業特許の真実 oji弁理士の日常というブログで紹介されているのを見て、気になって買った本です。

この本は、ある意味すごい・・・。

これを読んだ実務家の反応は2つに分かれると思います。
日本の特許実務家全員をこき下ろすような内容に激怒するか、特許実務上の問題点を無茶苦茶なまでに誇張した文章に苦笑するかです。
まあ、私は後者の方でしたが。

ストーリーは、小里電気という会社が米国のパテントとロールから特許侵害の警告を受けるところからはじまります。
小里電気側も特許で対抗しようとしますが、明細書が粗悪であるために使い物にならず、結局泣き寝入りするハメに・・・。
その後も中国で模倣品が大量に作られるという事態が起き、小里電気の知財部を中心として次々と問題が浮き彫りになっていくというものです。

この本の至る所で、知財関係者はボロクソに書かれています。
知財部員は発明提案書を事務所にマルナゲするだけの無能。
特許事務所は粗悪な明細書を大量生産しつつ、知財部員をキャバクラで接待付けにする悪徳業者。

挙句の果てには、特許明細書の内容が意味不明なのは、裁判所のどっち着かずの判決文が原因で、それには

「日本の文化の原点ともいうべき、農耕民族の生き方の共生という、民族の血のようなものが、日本の知財のメカニズムにも生きている」(原文のまま)

からだというわけの分からないことが書いてある始末です。
そりゃあ、現実にこんなことが全く無いと言ったらウソになりますが、あまりにも誇張しすぎですよねぇ・・・。


余談ですが、この本は一応小説っぽい形態をとっているものの、ストーリーが練れているとは言い難いです。
しかも、明細書の文章が無茶苦茶だとか言ってるわりに、この本の文章自体かなり無茶苦茶(笑

まあ、知財の関係者が「なんでやねん!」と突っ込みを入れながら読むぶんにはおもしろい本だと思います。
いい話のネタになるかも?

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確かにいることは・・・
Oji弁理士です。コメント&トラックバックありがとうございます。
この本の内容には、確かにまったく事実ではない!と断言できない部分もあるとは思うんです~私の知っている範囲でも該当する点が有りますから。
でも、知財部員や特許事務所側がみ~んなこの本で書いているような形で働いているわけではないわけで、それこそ、いろいろな事情があるわけで。。。
著者のように一方的な決め付けをやられること
には非常に抵抗がありますね。
書かせた?Y間氏を知っているだけに首をひねっております。
なお事務所側から言うと、明細書の品質とペイにはリニア?な関係があることを企業側、特にトップの方々にわかって欲しいですね。特許事務所だって商売ですから。。。米国特許弁護士や、欧州特許弁理士から報酬を請求されるたびに思います。まあ、報酬が高ければ良いというものではありませんけど。
Oji 2008/08/03(Sun)23:15:25 編集
無題
Oji弁理士様
コメントありがとうございます!
自分はまだこの業界を良く知りませんが、多少はこの本に書いてあるような事があるかなと思います。
ただ、それをあまりに大げさに書いてるんで、おっしゃるように、抵抗を感じるんですよね。
筆者(Y間氏?)が日本の知財の現状に危機感を抱いていて、それを伝えるためにあえて過激な文章を書いたってことしょうか。
UME(管理人) 2008/08/04(Mon)07:06:00 編集
無題
偶然、『マルナゲ』でここに来てしまいました。矢間伸次氏の「このままでよいのか日本の「特許明細書」を先に読んでいたので、それよりも昔に明細書の品質を問題にしている本があるとは、露知らず。だけど、共感します。
企業の出願でも、事務所の出願でもそのような36条で問題となる明細書は多々あります。
また米国の112条で問題となる明細書も多々あります。
結論は良い明細書を求めることだと思います。品質の悪い明細書は世に出してはいけないと思います。これが製品だったら売れる訳無いですよね。悪くても仕方が無いというのは理解できないですね。淘汰されることになるでしょう。特に最近のように、弁理士の方が多くなった状況では、品質の高い事務所というか先生が生き残ると思います。
ただ、知財の場合、品質の悪さの露見に時間がかかるのが問題ですね。
umeさんも『マルナゲ」しても、チェックはしっかりやりましょう。
aloha 2013/08/16(Fri)09:57:42 編集
無題
明細書の不備の続き
参考までにJETROのサイトにあるニュースで
ソフトウエアに関する特許の権利範囲の不明さ
が認識されているそうです。
明確にしていかないといけないのかな
URL http://www.jetro.go.jp/world/n_america/us/ip/news/
aloha 2013/09/04(Wed)07:06:06 編集
無題
alohaさん

色々コメントありがとうございます。
こんな懐かしい記事までお読み頂いて恐縮です。
マルナゲが悪いというよりは、外注してアウトプットに責任を持たないというのがよろしくないと思います。
ご指摘の通り、チェックだけはしっかりするようにしたいです。

それにしてもソフトウェア特許だけやり玉に挙げられるのは、何とも納得し難いものがあります。
恐らく、ソフトウェアは実体がないから、不明確になりがちだということだと思いますが、それを言ったら材料などの特許だって変わらないのではという気がします。
UME 2013/09/08(Sun)12:30:26 編集
無題
ちょっとお邪魔します。
この本は、まだ読んでないのですが・・・

>ストーリーは、小里電気という会社が米国のパテントとロールから特許侵害の警告を受けるところからはじまります。
>小里電気側も特許で対抗しようとしますが、明細書が粗悪であるために使い物にならず、結局泣き寝入りするハメに・・・。

そもそも、パテントトロールというのは所有する特許を実施していないところが強みなので、攻撃された会社がどんな特許を持っていても意味がないように思うのだけど。
自社特許の明細書が優れていればパテントトロールからの攻撃が防げるとでもいうのだろうか?
一体どんなことが書いてあるのか逆の意味で興味がわいてきた。

ちなみに、「このままでよいのか日本の「特許明細書」」はアマゾンのカスタマーレビューでボロクソに書かれてます。
ざっと立ち読みした限りでは確かに壊れたテープレコーダーかと。
このままでよいのか、というのはこの本自体に向けられるべき言葉ですね。
通行人 2013/09/09(Mon)22:56:48 編集
無題
>通行人さん

コメントありがとうございます。
「マルナゲ」は随分昔に読んだ本なので詳しいことは忘れましたが、たしかにいくら明細書の質を上げてもトロールには対抗できませんね。
(まあ、当時の私の勘違いだった可能性も多分にありますが)
薄い本ではあるので、すぐ読めると思います。

ちなみに、私も「このままでよいのか~」は未読ですが、著者の講演を聞きに行ったところ、単に日本語の明細書をけなしているだけであまり建設的な議論が無かったように感じました。
なので、正直あまり手を付ける気が起こらないです。
UME 2013/09/11(Wed)07:40:13 編集
無題
こんにちは。。
明細書の品質に注目している点で興味を示しただけです。著作についての評価に展開されていたので、なるほどと思いました。
ところで、米国特許訴訟の記事をチェックしてます。訴訟ですので、それなりの評価の元に提示された特許かと思います。
それでも、訴訟の前提として、まず、クレーム解釈が行われます。
以下のURLに示す記事では、クレーム解釈の判断がされているような記事ですが、明細書の品質がとわれているのかなと思っています。単に説明するだけでなく、権利行使の妥当性を明確にするような明細書が要求されていると勝手に思っています。
https://www.s-nippo.com/sh/news/index.html
aloha 2013/09/16(Mon)05:32:40 編集
稀代のトンデモ本
買って読んでみましたが稀代のトンデモ本でした。
知財分野に限らず、ここまですごい本はかつて読んだことがありません。
著者の勘違い(というよりあまりの無知)に突っ込みどころ満載です。

小里電子株式会社に米国パテントトロールから警告状が来る。
トロールの所有する米国特許に小里の医療用カスタムLSIの技術が抵触するというのである。

ここまではごく普通の話ですが、これ以後、超現実的な世界に入ります。

小里の佐藤知財部長は、「自社米国特許」を精査する。
驚いたことに自社米国特許の明細書は穴だらけ。
→トロールから侵害警告が来たら何で「自社」米国特許を精査するの? 
→自社商品の侵害に何の関係があるの? 意味ないでしょ。


小里の佐藤知財部長は、トロールの特許は明細書の出来がすばらしいと感心する。
発明が明確だとか。
→そんなに発明が明確に書かれてる特許を堂々と侵害したわけ?
→米国で自社製品を販売するのに米国特許を調べなかったの?
→トロールの特許は文章が明確なんでしょ。特許調査したらすぐに見つかったはずだけど。


知財分野で全く話題にならなかったわけがよくわかりました。
相手にされなかったのですね。
いやいや、お金を無駄にしたというより隠れトンデモ本が手に入ったことで満足です。
職場で、そっちの話題に使わせていただきます(笑)。
通行人 2013/09/19(Thu)22:06:49 編集
無題
>alohaさん

訴訟になって初めて明細書の真価が問われるわけですよね。
米国での訴訟を見込んで、日本語の段階から英文にしやすい(誤訳が少ない)明細書を意識しようという意見は至極まっとうであると思います。


>通行人さん

マルナゲ、読まれたのですね・・・。
そういえばそんなストーリーだったなぁと懐かしく思い出しました。

まさに、トンデモ本というご指摘はごもっともだと(笑)

読み物として楽しんで、読後は仲間内でネタにする、というかんじですかね。
UME 2013/09/29(Sun)22:17:17 編集
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