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ブログ移転しました!→ 知財部員を辞めた人のブログ < http://ume-patent.com > 社会人7年目の知財担当者がつづるブログです!2012年に大手メーカーの知財部からIT系企業の法務部に転職。知財担当者の日常や知財実務、書評、キャリアプラン等が主なネタ。
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プロフィール
c302f6a6.jpg UME(管理人)

某IT系企業の知財担当者。
社会人7年目(2013年現在)。
学生時代に一念発起して、弁理士の勉強を開始し、翌年、見事合格!
さらに翌年、大手電気メーカーの知財部に就職し、特許権利化を約5年間担当。
2012年、新天地を目指して、IT系企業の法務部に転職!
このブログを通して、知財部員の生き様が垣間見えれば幸いです。

ご意見、ご感想、相互リンクの申し出などお気軽にご連絡下さい!
(なお、確認するまで時間がかかるおそれがあるので、直にブログにコメントして頂いた方が確実です。)
e-mail:tizaibunositappa■yahoo.co.jp
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2009/12/18 (Fri)
今週の月曜日に、東京医科歯科大学であった研修に参加してきました。

米国の特許弁護士で、本なども多数出されている、服部健一先生。

東京医科歯科大学は、よく知財のセミナーを開いているらしく、上司に勧められて行ってきた次第です。


講義の内容としては、米国で議論されている特許法改正についてです。

巷では、その改正によって、ついにアメリカが先発明主義から先願主義に移行すると言われています。
しかし、服部先生がおっしゃるには、実は先願主義とは似て非なるものである!そうです。

それは、ある発明Aを最先に公開した後出願した者は、公開後で且つ出願前の発明Aに係る他者の出願からは拒絶されないという例外規定があるからです。

これには、論文発表をしたいをますしたいという、アメリカの学会からの強い要請があった結果なんだとか。


他にも、その他の改正事項や、法改正に至る経緯、米国の裁判がどのように進行するかなどの話が聞けました。

それらの説明をする際に、米国の社会構造や法律の構造など、バックグラウンドの凄く深いところまで言及されていて、非常におもしろかったです!

是非ともまた服部先生の講義を聴きに行きたいですね。

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2009/12/13 (Sun)
先日記事に書いた、さすらいの知財マンさん主催の「知財部就職ざっくばらん相談会」に行ってきました。

参加人数は、私含めて3人でしたが、普段の仕事では知ることができない、色んな話が聞けて興味深かったです。


さすらいの知財マンさんからは、知財部での仕事について伺いました。

まだ、知財部が立ちあがって間もないそうで、発明の発掘から出願、契約まで幅広く関わっているとのことでした。
また、開発者に発明を出してもらうなど、知財に時間を割いてもらうのが大変だそうです。
仕事の内容や開発との関係が、自分が所属している知財部とは全く異なっていて、非常におもしろそうでした。


もう一人は、K.I.T(金沢工業大学)の大学院で知財に関する専攻をされている方で、K.I.Tでしている勉強の内容などを聞かせてもらいました。

やはり社会人大学だけあって、「知財戦略!」みたいなのをひたすらやっているイメージがありましたが、意外と法律の講義が多いそうです。
私もK.I.Tなどの社会人大学院には興味があるので、参考になりましたね。


その他色々な話をしつつ、なかなか有意義な時間を過ごすことができました。

また機会があったら、行ってみたいなと思います。

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2009/12/09 (Wed)
リンクを貼らせて頂いている、知的財産 やってみなはれのさすらいの知財マンさんが、「知財部就職ざっくばらん相談会」というのをやるそうです。

おもしろそうなので、私も第2回の方に参加させてもらおうかなぁと思っています。

やはり、ネットで文章を読むよりも、実際に会って話をする方が、得られるものは大きいですからね。
知財部に興味がある方は、是非とも参加してみるべきだと思います!

詳細、申込みは、以下のサイトからどうぞ。


知的財産 やってみなはれ

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2009/12/02 (Wed)
前に知財部の仕事についての記事を書きましたが、なんか漠然としていたので、もうちょっと具体的なものを書いてみようと思います。

では、ある知財部員のありがちな一日を見てみましょう!
(なお、知財部員の仕事は、会社、部門によってかなり異なるので、この点に留意して下さい)


~ありがちな一日 Part1~

(出社)

-am9:00
明細書作成。
発明者の書いた提案書をベースに色々修正するかんじ。

-am10:30
発明提案について開発と会議をする。
発明の内容を聞いた後、どういうクレームを作るかについて議論。

(昼食)

-pm1:00
明細書作成続き。

-pm3:00
煮詰まったので、別の仕事(意見書作成)を始める。

-pm4:00
先日、事務所に依頼した外国出願用の英文原稿が返ってくる。
翻訳が正しいか、内容をチェック。
ちなみに、自分の部署は他と比べると外国の件は少ないが、それでも約3割程度は外国特許についての案件。

-pm6:00
明細書作成を再開。
発明の説明がよくわからないので、発明者に問い合わせる。

-pm7:30
退社。


~ありがちな一日 Part2~

(出社)

-am9:00
拒絶理由通知への対応を検討する。
落とし所を探るために基本件や関連件の登録状況を調べる。

-am10:30
拒絶理由通知への対応について、発明者と打ち合わせ。

-am11:30
内容を忘れないうちに、先程の件のざっくりとした案文を作る。

(昼食)

-pm1:00
午前中とは別の件の意見書作成。
回答期限が迫っているので、焦る。

-pm3:00
特許事務所の先生から電話。
拒絶理由通知の対応についていくつか質問を受ける。

-pm5:00
なんとか意見書の案文が完成。
事務所に送って、清書してもらう。

-pm5:30
今日は残業ができない日なので、早々に帰宅。



とまあ、こんなかんじでしょうか。
もちろん、ある知財部員とは、私のことです(笑)

その他、審査請求検討や特許調査、さらには細々とした雑務等が入ったりしますが、基本はこんなものです。

仕事としては、特許事務所とかなり似たようなことをやっていますね。
ただ、発明の初期の段階から係わったり、発明者と直に話したりする機会が事務所よりかなり多いかなと思います。

くどいですが、これはあくまでも一例であって、他の知財部の人はもっと別の仕事をしていると思います。
ご参考程度に。

■関連
知財部って何するところ?
知財部って何するところ?2

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2009/11/25 (Wed)
前回は、新卒で知財部の採用をする企業はかなり限られるという話をしました。


では、どこの知財なら新卒でも入れるか?


それは、メーカーです。

その中でも電気、通信の大手メーカーにほぼ限られます。
新卒での知財採用を積極的に行っているのは、ここが唯一だと言ってもいいくらいです。

あとは一部の化学材料メーカーが、ごく少数採用しているというくらいでしょうか。
(私の知人が新卒で入ったという話を聞いたことがあります)


一方、製薬企業や化粧品メーカーでの募集は、ほぼ無いと考えていいと思います。
少なくとも、私が就活をやっていた時(2005~2006年)には、そんな話は聞いたことがありません。

ここらへんのメーカーは、知財経験者を中途採用する傾向が特に強いですね。


あと、技術系採用という枠の中で、知財部への配属があるというスタイルをとっている企業が結構あります。
(つまり、開発と知財の区別をせずに採用する)

この場合は、希望通りに知財に配属してくれるかが不明ですが、受けてみる価値はあるでしょう。
(何せ、選択肢が少ないですからね・・・)


ここまでの結論として、新卒で知財部に入りたいんなら、電気、通信の大手メーカーを受けよう!ということになります。

そうすると、電機メーカーとかは電機や機械を専攻している人を主に採用するので、化学専攻の人が知財に入るのは、余計に厳しいようにも思えます。

確かに、化学専攻の人が電機メーカーを受けるのは、ジャンル違いだというイメージが何となくありますよね。
しかし、よくよく調べてみると、一見化学と関係無さそうなメーカーでも、意外と化学系を募集してたりします。

かく言う私も、有機合成化学専攻のもろ化学系ですが、電機メーカーの知財部に入れましたしね。

だから、企業のイメージで何となく「自分の専攻じゃあ無理だなぁ」と諦めずに、ちゃんと確認してみましょう!
最悪、今までの専攻を捨てる覚悟で、応募することだってできます。
(入社後に、図らずもそうなるケースだってありますし)



以上、新卒で知財部に入るためには、どんな企業を受ければよいかについて述べてみました。

言うまでもないですが、実際に就活するときは、ご自身で企業の募集要項を確認して下さいね。


■関連
知財部ってどうやって入るの?
知財部って何するところ?
知財部って何するところ?2

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2009/11/18 (Wed)
シリーズ、知財部への就活。

今回も、これまた、ベーシックな疑問に答えてみたいと思います。




Q: 知財部ってどうやって入るの?




知財部に入ってくる人の経歴には、大きく3つのパターンがあります。

①新卒で知財部に入る
②開発や研究職を経験してから知財部に入る
③特許事務所で働いてから知財部に入る


今回は上記のうち、①にしぼって話をしてみたいと思います。

(なお、上のパターンは、知財部に最初に入るときの話をしています。他社の知財部→知財部というパターンもままあります。)



ここに、知財に興味を抱いている学生がいるとします。

いよいよ、就活時期に差しかかり、「そろそろ受ける企業を決めなきゃなぁ・・・」と悩み始めます。

そこで、とりあえず、前々から気になる企業の採用ページを覗いてみます。

やっぱり、知財がおもしろそうだから、知財部で希望を出そうと募集要項を読んでみます。

・・・しかし、ここで、彼or彼女は一つ壁にぶつかります。


知財部の募集なんてないじゃん!!



えぇ、思いっ切り私の体験談なんですが(笑)


知財(それも新卒)の募集は、ことのほか少ないです。

その理由としてはいくつかありますが、まず、知財に必要とされている人数の絶対数が少ないです。
企業にとって、知財部を設けることは必ずしも必要無いですからね。
いざとなったら特許事務所に外注したり、開発者が仕事を兼ねたりすることで、ある程度なんとかすることができます。

それから、大半の企業は、知財の仕事をさせるために新人を一から教育する気が無い、ということが挙げられます。
そこには、すでに知財の仕事を経験した人間か、開発を経験した人間でないと知財の仕事は務まらないという考えが根底にあったりします。

まあ、この事が正しいかどうかはさておき、そのように考えている企業は多いと思います。


こうした背景がある以上、新卒で知財部に入るためには、必然的に狙い所が限られてきます。


つづく・・・


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知財部ってどうやって入るの?2
知財部って何するところ?
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