ブログ移転しました!→ 知財部員を辞めた人のブログ < http://ume-patent.com >
社会人7年目の知財担当者がつづるブログです!2012年に大手メーカーの知財部からIT系企業の法務部に転職。知財担当者の日常や知財実務、書評、キャリアプラン等が主なネタ。
プロフィール
UME(管理人)
某IT系企業の知財担当者。
社会人7年目(2013年現在)。
学生時代に一念発起して、弁理士の勉強を開始し、翌年、見事合格!
さらに翌年、大手電気メーカーの知財部に就職し、特許権利化を約5年間担当。
2012年、新天地を目指して、IT系企業の法務部に転職!
このブログを通して、知財部員の生き様が垣間見えれば幸いです。
ご意見、ご感想、相互リンクの申し出などお気軽にご連絡下さい!
(なお、確認するまで時間がかかるおそれがあるので、直にブログにコメントして頂いた方が確実です。)
e-mail:tizaibunositappa■yahoo.co.jp
(■に@を入れて下さい)
■twilog
某IT系企業の知財担当者。
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2008/08/18 (Mon)
楽しかった盆休みも終わり、今日から仕事です。
ハァ、鬱だ・・・。
萎える気力をなんとか奮い立たせながら、業務に励みました。
今日は新しく担当する件について、発明者と面談をしました。
その発明と言うのが、ガチガチの物性値で規定されている、いわゆるパラメーター特許というやつでした。
私の担当する化学の分野ではよくある表現方法です。
パラメーターを使ったクレームが作成されるのは、以下の様な事情があります。
ある製品の開発において、従来の製品の製造方法から微妙な改良を加えることで、従来より優れた効果を持つ物ができることがあります。
しかし、その微妙な改良と言うのがあまりに微妙すぎて、完成品の構造や製造プロセスだけでは従来の物とうまく差別化できない場合があります。
そういう時に、新しく開発した物に対して様々な測定を行って、従来の物と違う数値が現れる測定方法を片っ端から探していくのです。
そして、違いの現れた測定方法とその数値範囲をクレームにします。
こうして、パラメーター特許ができるというわけです。(※1)
私の担当する製品はすでに成熟期に入っており、新たに開発される物も従来と基本的な構成がほとんど同じであるため、このような手法が多用されています。
しかし、このようなパラメーターで表現されたクレームにはそれ特有の問題が発生するのです・・・。
→次回へ続く
※1 上述した以外に、特許の検証性を担保するという理由もある。パラメーター特許であれば、他社製品を買ってきて、その製品に所定の分析を行えば、特許を侵害しているか否かの判断が容易にできるからである。
ハァ、鬱だ・・・。
萎える気力をなんとか奮い立たせながら、業務に励みました。
今日は新しく担当する件について、発明者と面談をしました。
その発明と言うのが、ガチガチの物性値で規定されている、いわゆるパラメーター特許というやつでした。
私の担当する化学の分野ではよくある表現方法です。
パラメーターを使ったクレームが作成されるのは、以下の様な事情があります。
ある製品の開発において、従来の製品の製造方法から微妙な改良を加えることで、従来より優れた効果を持つ物ができることがあります。
しかし、その微妙な改良と言うのがあまりに微妙すぎて、完成品の構造や製造プロセスだけでは従来の物とうまく差別化できない場合があります。
そういう時に、新しく開発した物に対して様々な測定を行って、従来の物と違う数値が現れる測定方法を片っ端から探していくのです。
そして、違いの現れた測定方法とその数値範囲をクレームにします。
こうして、パラメーター特許ができるというわけです。(※1)
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しかし、このようなパラメーターで表現されたクレームにはそれ特有の問題が発生するのです・・・。
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