ブログ移転しました!→ 知財部員を辞めた人のブログ < http://ume-patent.com >
社会人7年目の知財担当者がつづるブログです!2012年に大手メーカーの知財部からIT系企業の法務部に転職。知財担当者の日常や知財実務、書評、キャリアプラン等が主なネタ。
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プロフィール
UME(管理人)
某IT系企業の知財担当者。
社会人7年目(2013年現在)。
学生時代に一念発起して、弁理士の勉強を開始し、翌年、見事合格!
さらに翌年、大手電気メーカーの知財部に就職し、特許権利化を約5年間担当。
2012年、新天地を目指して、IT系企業の法務部に転職!
このブログを通して、知財部員の生き様が垣間見えれば幸いです。
ご意見、ご感想、相互リンクの申し出などお気軽にご連絡下さい!
(なお、確認するまで時間がかかるおそれがあるので、直にブログにコメントして頂いた方が確実です。)
e-mail:tizaibunositappa■yahoo.co.jp
(■に@を入れて下さい)
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2012/12/04 (Tue)
キャリア関連の本で、久々に「これは!」と思う本に出会ったので紹介します。
伊賀泰代氏の「採用基準」です。
伊賀氏は、マッキンゼーで長く採用担当として、多くのコンサルタントのキャリア形成に関わってきた方。
本のタイトルから、マッキンゼーに入るための方法論が語られていると思いきや、それは本書の主旨とは大きく異なります。
(まあ、結果的には、マッキンゼーの採用において何が重視されているのかを知ることができるのですが)
本書のテーマを一言で言えば、「リーダーシップ」です!
本書で強調されるのは、リーダーシップとはリーダーのみに求められるものではなく、全ての人が持つべき必須スキルであるということ。
そして、リーダーシップとは、カリスマリーダーのような特殊な人のみが先天的に持ち合わせているものではなく、訓練次第で誰でもその力を伸ばせるものであるということです。
では、何故、肩書き上のリーダー(課長やプロジェクトリーダーなど)だけでなく、そうでない人までもリーダーシップが求められるのか?
本書によれば、組織の各人がリーダーシップを持っていれば、各自が全体としてどうするべきなのかを判断して行動するので、意思決定がスムーズになるし、仕事のスピードも上がるためです。
また、個人のキャリアとしても、リーダーシップを磨けば、多くの人を巻き込んでより大きな成果を上げることが可能となるため、人生の可能性(仕事、プライベートを含めて)が大きく広がります。
このような考え方を知って、私は目から鱗が落ちる思いがしました。
というのも、本書が指摘するのと同じように、私も、リーダーシップとは会社のマネージャークラスになって初めて求められるものであり、それ以外のポジションの人間には発揮する機会のないものだと思っていたからです。
筆者は、私のように多くの日本人がリーダーシップについて誤った認識をしており、学校などの教育の場などでもリーダーシップを鍛える機会がほとんどないことに強い危機感を覚えているようです。
よくよく考えてみると、組織においてリーダーシップを持っている人が多いと、組織としてより良いものになるというのは、私も体験しているところです。
私が前職で勤めていた会社は、いわゆる日本大企業であり、仕事の性質上ルーチンワークが多いせいか、指示待ち型の人が多かったように思えます。
なので、会社としての全体最適よりも、個人や部門の都合が優先させる傾向にあり、意思決定や実行のスピードが非常に遅い、実際上の効率や有効性を無視した仕組みがまかり通る、優先して取り組むべき課題が放置される(もしくは、そもそも認識されていない)場合があったという印象があります。
一方で、現在勤めている会社では、会社の規模が小さいせいか、本書でいうリーダーシップを持った人が相対的に多いという印象です。
例えば、ある知財の基準を社内に導入するために、他部署(事業部や開発)に説明に行った場合、個人や部門の視点ではなく、会社全体にとってどうあるべきなのかという視点で物事を考えて意見を出してくれる人が多いです。
また、各人がある程度自分の裁量で意思決定して仕事を進めていくため、物事が進むスピードは格段に速いです。(もちろん、会社の規模が小さいという理由もありますが。)
やはり、後者の方が、仕事がしやすいし、組織としてよく回っていると思います。
というわけで、本書は自分のキャリアを真剣に考えている人に対して、非常におすすめです。
読むと、きっと何かしらの気付きが得られると思います。
自分も本書を読んで、リーダーシップというものを意識して身に付けていかなければならないなと強く感じました。
仕事に限らず、日常生活でも、リーダーシップを身に付ける機会を見つけ、チャレンジしていきたいと思います。
また、各人がある程度自分の裁量で意思決定して仕事を進めていくため、物事が進むスピードは格段に速いです。(もちろん、会社の規模が小さいという理由もありますが。)
やはり、後者の方が、仕事がしやすいし、組織としてよく回っていると思います。
というわけで、本書は自分のキャリアを真剣に考えている人に対して、非常におすすめです。
読むと、きっと何かしらの気付きが得られると思います。
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