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ブログ移転しました!→ 知財部員を辞めた人のブログ < http://ume-patent.com > 社会人7年目の知財担当者がつづるブログです!2012年に大手メーカーの知財部からIT系企業の法務部に転職。知財担当者の日常や知財実務、書評、キャリアプラン等が主なネタ。
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プロフィール
c302f6a6.jpg UME(管理人)

某IT系企業の知財担当者。
社会人7年目(2013年現在)。
学生時代に一念発起して、弁理士の勉強を開始し、翌年、見事合格!
さらに翌年、大手電気メーカーの知財部に就職し、特許権利化を約5年間担当。
2012年、新天地を目指して、IT系企業の法務部に転職!
このブログを通して、知財部員の生き様が垣間見えれば幸いです。

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2008/10/29 (Wed)
現在受講している、知財戦略コンサルタントについての話です。
そろそろ座学が終了し、実際のコンサルティングがメインになってくる時期です。
これまで数回の講義を受け、実際に支援先の企業を数回訪問したところで、現状で抱いている感想をまとめてみたいと思います。

①知財戦略は事業戦略ありき
知財戦略を考える前に、コンサルをしようとしている企業がどういう事業をやっているのか、規模はどれくらいか、経営課題は何かなどを把握しなければなりません。
それをした上で、企業が取るべき事業戦略(ビジネスモデル)を見極め、それに沿った知財戦略を考えるべきです。
この考え方は講義で繰り返し教えられたことです。
これをしないと、知財コンサルが企業のニーズに合っていない的外れなものになる可能性があります。

②知財以外の知識が結構求められる
上の話とも関連しますが、その会社のビジネスモデルを理解したり、財務状態を把握したりする必要があります。
従って、経営にからむ知識や、その業界の知識などが必要になってきます。
自分はここれへんで、苦労してるんですよねぇ・・・。

③知財コンサルの市場は未成熟
プレイヤーが少ないというのもありますし、そもそも知財コンサルを受ける価値を企業が分かっていない、お金を払いたがらないという現状があります。
そこらへんは、前の記事でも触れています。

④パテントマップをよく使う
知財コンサルをやる中で最もそれっぽいのが、パテントマップの作成です。
これがうまくできると、知財コンサルとして非常に強みになると思います。
もちろん、パテントマップは必須ではないし、本質でもないのです。
しかし、コンサルをする過程で(もしかしたら最終的な目標になるかもしれませんが)顧客の技術の位置付けを把握したり、競合と比較したりするのに有効なツールであることは間違いありません。
去年の事例を見ても、どのチームでもマップを作っていました。

と、思いつくままに書いてみました。
他にも感じていることはありますが、それはこの講習が終わった後にまとめようと思います。
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2008/10/24 (Fri)
最近の業務は、ひたすら明細書作成というかんじです。
開発から上がってきた発明提案書をもとに、クレームを直したり、マズい表現を直したり、説明が足りない部分を追加したりします。
その中でちょっと悩むのが、実施例の追加を頼まなければならない時です。

私が担当している化学系の分野、特にパラメーター発明の場合は、どうしても実施例を厚く書く必要があります。
(そうしないと36条違反で拒絶されてしまうので)
ところが、提案書の段階では往々にして実施例が足りないんですよね。
もちろん、完璧に実施例を入れようとすれば、それこそ実施例の数が100とか200になってしまうので、必要性の高いものに絞らなければなりません。

そこで、発明者に実施例の追加を頼むわけですが、なかなか心苦しいところがあります。
実施例の追加は、ほとんどの場合発明者に負担を強いることになりますからねぇ。
データがある場合はまだいいけど、無かったら実験をやり直さなければならなりません。

もちろん、ちゃんとした明細書を書くためには、必要なものはきっちり要求しなければなりませんが、あまりに強く求め過ぎて発明者に嫌われてしまっては、どうしようもないわけで・・・。
そこら辺のさじ加減が中々難しいです。

と、そんなことを感じている今日この頃です。
2008/10/21 (Tue)
来る11月9日に第2回知的財産管理技能検定がありますが、それを受験することにしました。
やっぱり、実務能力を証明するって意味でも受ける必要があるかなぁと思った次第です。
今回はとりあえず、2級の受験をすることにしました。
まあ、いきなり1級は厳しそうだし、受験資格も満たさないってことで。

勉強方法としては、とりあえず、市販の問題集をやって、仕上げに過去問をやるってかんじですかねぇ。
ちなみに、第1回の過去問はこちらです。

2008年7月試験

とりあえず、3級の試験の過去問をやってみたんですが、こちらはさすがにほとんど正解できました。
しかし、わざわざ「学科」と「実技」って分ける必要あるですかねぇ?
問題の違いがまるで分からないんですが・・・。

というわけで、弁理士の端くれとして、2級くらいは余裕で受かりたいなと思います。
恥かかないように、ちゃんと勉強しないと。

■関連
知的財産管理技能検定2級
2級試験結果発表
第3回2級試験の問題をやってみた
第3回2級試験の問題をやってみた2

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4 3級のための勉強にはピッタリ!
5 これ一冊でOKです!
2 好みの問題
4 知的財産管理技能検定3級合格
4 値段が高過ぎ でも内容はいい
 
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5 知的財産を楽しく勉強できます
4 知的財産を初めて勉強する方にオススメ
 
2008/10/17 (Fri)
気になる記事があったんで、紹介します。

コンサル業務へ挑む弁理士業界

この記事によると、日本弁理士会が、知財コンサルティングに関する専門のシンクタンク設立について検討するそうです。
シンクタンクの設立によって、知財経営についての情報を収集、分析し、コンサルティングを行う弁理士に対して支援を行っていくのが狙いなんだとか。

弁理士の取り巻く現状を考えると、今後は権利化以外の分野にもどんどん進出していく必要があると思います。
その中でも、知財コンサルは弁理士がもっと盛んに参入していくべき分野であるはずです。

ただ、こういった業界が確立するには、まだ問題があります。
それは、知財をメインにするコンサルティングの市場が、まだ小さいということです。
知財コンサルティングは、知財戦略があまり確立していない中小企業が対象になってきます。
しかし、中小企業にはフィーを払う余裕が無かったり、こういったコンサルティングがタダで受けられると思い込んでいるようなケースが多かったりするそうです。
従って、今後は知財コンサルが収益化できるよう、中小企業の意識改革を行っていく必要があります。

知財コンサルに興味を持っている人間として、ぜひ、弁理士会の動きに期待したいと思います。
2008/10/15 (Wed)
どうも、しばらく更新の間が空いてしましました。

実は週末と有給を利用して、旅行に行ってたんです。
私の指導をしてくれてる会社の先輩がちょど休みを取ってるしで、それに合わせて休暇を取ることにした次第です。
それに、最近は講義で週末がつぶれてるんで気分転換もしたかったですしね。

休み中は、友達と四国でツーリングをしたり、岡山で友達の結婚式の二次会に出席したりしました。
四国でうまいものをたくさん食べれたし、懐かしい友人に会えたしで、すごく充実した休暇でしたね!

しかし、昨日今日で、岡山から静岡までバイクで帰ってきたんですが、これが大変でした。
特に、昨日なんかすっと雨の中走らなければならなかったし・・・。
なんか、休む前より、明らかに疲れてる気がします・・・。

明日も休みたいなーとか考えてしまう今日この頃。
まあ、なんとかがんばりたいと思います。
2008/10/08 (Wed)

昨日は、私が受講してる知財コンサルの活動がありました。
(→前回の様子
この講座のメインは、受講生がチームを組んで中小企業に対して実際にコンサルティングを行うことです。
昨日はその第1回目の訪問日であり、私達のチームが支援する企業を訪れました。


一通り、挨拶を終えた後、会社の事業内容やコア技術について説明を受けたました。
そして、財務や知的財産などについてヒアリングを行いました。

感想としては、将来の市場動向を見据えつつ、かなりしっかりしたビジネスプランをお持ちだなということです。
そして何よりもベンチャーであるが故の熱気みたいなものを感じましたね。
社長自らが自社のビジネスの将来展望を熱っぽく語っている様に、聞いている方もワクワクしました。

知財の状況について諸事情により若干まずいところがありますが、その問題はすでに認識しておられるようでした。
支援としてはかなりハイレベルなものになるなぁという予感がします。
正直、自分がどれだけ貢献できるかは疑問ですが、できる限りがんばりたいと思います。

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