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某IT系企業の知財担当者。
社会人7年目(2013年現在)。
学生時代に一念発起して、弁理士の勉強を開始し、翌年、見事合格!
さらに翌年、大手電気メーカーの知財部に就職し、特許権利化を約5年間担当。
2012年、新天地を目指して、IT系企業の法務部に転職!
このブログを通して、知財部員の生き様が垣間見えれば幸いです。
ご意見、ご感想、相互リンクの申し出などお気軽にご連絡下さい!
(なお、確認するまで時間がかかるおそれがあるので、直にブログにコメントして頂いた方が確実です。)
e-mail:tizaibunositappa■yahoo.co.jp
(■に@を入れて下さい)
■twilog
年末から昨日まで実家に帰っておりました。
十二分にリフレッシュできたので、今日から気合入れ直してがんばりたいと思います。
今年で、私は入社3年目になります。
世間は相変わらず景気が悪く、私が務める会社もなかなか厳しい感じです。
さらに、私の属する部署に大きな人事異動があり、職場の雰囲気も一新しそうです。
そういうわけで、色々と大変な一年になりそうですが、日常を業務をちゃんとこなしつつも、さらに新しいことに挑戦していきたいですね。
本年も、「The・知財部員が往く!」をよろしくお願い致します!
大企業の出願縮小、揺れる弁理士
世界的な経済の収縮で、日本企業の業績は悪化の一途をたどっていますが、その影響がついに特許事務所にも出始めているようですね。
「電気や自動車関連などの大手企業から2009年度の年間出願経費を3分の1、4分の1レベルで削減するという意向を打診された」なんて話もあるんだそうです。
ほんと、世知辛い世の中になってきましたねぇ・・・。
教科書的な意見を言わせてもらうと、ここで企業が出願を止めてしまえば、将来ツケを払わされるということです。
特許を出すのは、5年後、10年後に、市場で優位に立つため。
だから、今、知財活動が委縮してしまえば、将来の製品やサービスの保護が薄くなり、結果としてその企業は優位性をどんどん失っていくことになります。
しかし、だからと言って、今日を生きるのに必死な企業に対して、10年後のために特許をばんばん出しましょうとは、とても言えないわけで・・・。
知財(特に特許)には即効性が無いというのが難しいところです。
将来困ることはわかっていつつも、余裕が無いときには、どうしてもプライオリティーが低くなりがちになりますからね。
ところで、上のニュースによると、コストの高い弁理士を活用するのを止めて、(低コストで済ますことのできる)特許技術者を積極的に活用しようという動きがあるそうです。
う~ん、弁理士の端くれとしては、複雑な気分ですねぇ・・・。
法律の知識と実務能力とはほとんど相関しないというのは、身をもって理解しているところですが・・・。
こんなご時世だからこそ、弁理士としての自負を持って、クォリティーの高い仕事をしなければならないと思いました。
知的財産教育協会のホームページから、今回(第2回試験)の合格者を数えてみました。
・2級学科試験 : 510人
・2級実技試験 : 202人
(計算ミスしているかもしれないので、ご了承ください)
→見事に計算ミスしてました・・・。
オフィシャルの統計はこちらをご覧下さい(12/25追記)
ちなみに、前回(第1回試験)は、2級学科試験が282人、2級実技試験が255人でした。
(データはこちらを参照しました)
今回の受験者数が調べても分からなかったので、何とも言えませんが、どうも今回の点数加点の影響で学科試験の合格者がやたらと多くなっているようです。
また、前回と受験者(学科:558人、実技:549人)がほぼ同数だとすると、実技試験の合格率が低くなっているっぽいですね。
で、1級試験の方はというと、
・1級学科試験 : 19人
・1級実技試験 : 14人
う~ん、やはり1級の壁は相当厚いようですねぇ・・・。
こちらは、合格率は前回とあまり変わらず、6~7%くらいだと思います。
もしかしたら、こういう統計データは、もうどこかで発表になってるのかもしれないですが、まあご参考までに。
■関連
知的財産管理技能検定2級
2級試験結果発表
第3回2級試験の問題をやってみた
第3回2級試験の問題をやってみた2
実は、あれから密かに自己採点していたのですが、学科29点、実技32点でした。
実技はぎりぎり合格点、学科に至っては落ちてしまうという悲しいデキ・・・。
で、昨日結果が出たというメールが知的財産教育協会から来たので、一応確認しておこうと思って、専用のページにログインしてみると・・・、
学科:33点
実技:33点
・・・、何故か両方とも合格してました。
最初は向こうが採点ミスでもしてるのかと思ってましたが、どうも今回の難易度に鑑みて点数が補正されたようです。
届いたメールをよーく読んでみると、
「■採点について
難易度の高い問題が一部含まれたために、受検者に不利とならないように加点を行う採点調整を実施した試験種があります。調整内容については非公開です。」
という文章がありました。
まあ、確かに第1回目の試験より明らかに難しかったですからねぇ。
前回の受検者との均衡を図るための措置だと思いますが、なんか複雑な心境です・・・。
■関連
知的財産管理技能検定2級
第3回2級試験の問題をやってみた
第3回2級試験の問題をやってみた2
1級学科試験レポート
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好みの問題
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先週は、社内の研修がありました。
そのお題が、ある出願に対して拒絶理由通知(進歩性違反)が来たという想定で、それについてどういう対応をするかというのを同期の皆で議論するというものです。
その対応としては、大体2つに分かれます。
一つは機械的構成をクレームしている今の請求項1で戦うというやり方。
もう一つは、サブクレームに記載されている、ソフトウェア的な要件をクレームアップするというやり方です。
私は、請求項1では引例(ある部材の位置が違うだけで、請求項1の構成とほとんど同じ)から進歩性を主張するのは難しいと考え、サブクレームに落とすという補正を提案しました。
しかし、意外と他の同期は、今の請求項1のままがんばるという人が多かったです。
結局、講師側が用意した答えも、請求項1でがんばるというもので、引例の明細書を注意して読むと、ある部材を本発明の位置に移動されることの阻害要因があるとのことでした。
それを主張すれば、この件は通るだろうと。
う~ん、なるほどなぁ・・・。
といわけで、今回の研修は、普段あんまり考えないようなことを色々考えさせられましたね。
自分が担当する化学の分野は、機械的な構成をどう表現するかということは、ほとんど検討しませんからねぇ・・。
こういう事を考えれるのが、汎用性のある実務能力につながるのかなと思いました。
他のチームの方を見るのは久しぶりです。
さらに、昨年度の受講生の方も数人参加されていました。
講義の内容は、知的資産に着目した中小企業のコンサルティングについてです。
実際にそういうコンサルティングに取り組まれている専門家の方が事例を紹介して下さいました。
知的資産とは、知的財産よりも広義な概念で、企業理念やビジネスモデル、物流、営業手法などを含むものです。
しかし、中小企業は往々にして自分たちの良いところに気づいていません。
そこで、コンサルタントが企業を訪問し、企業独自の良い所=知的資産を引き出してやるというやり方です。
我々が現在取り組んでいるのは、企業の問題を発見し、それを解決するというアプローチですが、こういうやり方もあるんだなぁと思いました。
講義の後、懇親会があり、昨年度の受講生の方の話を聞く機会がありました。
コンサルが苦しくなるのは今からだみたいなことを聞かされて、えぇ~っと思ってしまいましたね・・・。
しかし、それを乗り越えるとすごい力が付くと。
皆さん、昨年の経験を活かして、活躍されているようでした。
正直、最近はコンサルの負荷が大きくなってきてしんどいですが、なんとか来年にはああいう風に今の事を振り返れるようにがんばりたいです。
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