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ブログ移転しました!→ 知財部員を辞めた人のブログ < http://ume-patent.com > 社会人7年目の知財担当者がつづるブログです!2012年に大手メーカーの知財部からIT系企業の法務部に転職。知財担当者の日常や知財実務、書評、キャリアプラン等が主なネタ。
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プロフィール
c302f6a6.jpg UME(管理人)

某IT系企業の知財担当者。
社会人7年目(2013年現在)。
学生時代に一念発起して、弁理士の勉強を開始し、翌年、見事合格!
さらに翌年、大手電気メーカーの知財部に就職し、特許権利化を約5年間担当。
2012年、新天地を目指して、IT系企業の法務部に転職!
このブログを通して、知財部員の生き様が垣間見えれば幸いです。

ご意見、ご感想、相互リンクの申し出などお気軽にご連絡下さい!
(なお、確認するまで時間がかかるおそれがあるので、直にブログにコメントして頂いた方が確実です。)
e-mail:tizaibunositappa■yahoo.co.jp
(■に@を入れて下さい)

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2009/04/22 (Wed)
先月受験した知財管理技能検定1級の学科試験の結果が発表されました。

受験後の手ごたえはそこそこだったものの、後で思い返してみると「あ~、ミスッたなぁ・・・」という問題が結構あったり。

試験結果が発表された旨のメールを受け取ったので、結果を確かめるべく、専用ページにログインしてみると・・・。







おぉっ、合格してる!

全45問中36点なので、この試験が8割合格と言われていることからすると、ほんとギリギリの点数ですね。
まあ、合格は合格です。
高いテキスト買って勉強した甲斐があったなぁ(笑)

実技試験の方は7月に開催されるようなので、それに向けてがんばりたいと思います。

■関連

1級学科試験レポート
1級学科試験レポート2

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2009/04/20 (Mon)

ちょっと間が空きましたが、知財コンサルの感想の続きです。

知財戦略コンサル研修概要

企業への知財コンサルを体験して

研修を通じて私が痛感したのは、知財コンサルといえども、ビジネスが分からなければ話にならないということです。

企業(特に中小企業)は、知財だけでなく、契約、ライセンス、ビジネスモデルの策定、果てには資金調達まで、多岐にわたってアドバイスを欲しがっています。
そして、それらは知財と密接に関わっています。
従って、例え知財コンサルという名目であったとしても、知財に係る部分を無理やりそれ以外の部分から切り離してしまえば、最早それはコンサルとして意味を成しません。

そう、知財コンサルはあくまでもコンサルティングなのです。
むしろ、知財は補助的な役割をするものにすぎません。

だから、ビジネスが分かってないと、いくら知財に詳しくても良いコンサルティングはできません。
ところが、これは、弁理士の通常業務ではなかなか身に付かないものです。
実際、私も経営についての知識や経験は皆無なので、メンバー同士の議論についていくのがやっとでした・・・。
こういうビジネスに関する部分は、やはり異業種の方が強かったです。

以上のような知見から、改めて実感したのは、「事業戦略、経営戦略あっての知財戦略である」というです。
そんなのは当たり前のことじゃないかと言われれば確かにその通りですが、普段の業務ではなかなか意識できない部分であると思います。
それを実感したことは、私にはとって大きな意義がありました。

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 ↑ もうすぐGWですね。

2009/04/13 (Mon)
先週末は知財コンサルチームの打ち上げがありました。
チームメンバーだけでなく、支援先の会社の方々やお世話になった事務局の方が集まりました。
やはり打ち上げということで、真面目な話題からしょうもない(失礼)話までざっくばらんにできて楽しかったです。

そこでの、社長さんがされた話に痛く感銘を受けました。

その方は昔、会社員をされていて、それなりの役職に就いていたそうです。
しかし、エラくなっても、結局自分の思い通りにはならない・・・。
そこで、その会社を辞め、今の会社を興す話を受けたんだとか。

いざ、会社を経営してみると、そこには得も言われぬ解放感あったそうです。
あの素晴らしさは、起業した者にしかわからない。
社長をやると孤独感に苛まれることもあるが、あの解放感は何物にも代えがたい。
例え失敗してしまっても、また起業するだろう。
そうおっしゃっていました。

あぁ、かっこいいなぁ!

私は学生の時から起業とか独立に漠然とした憧れがあり、それは今なお続いています。
社長さんの話を聞いて、その憧れが一層強くなった気がします。
もちろん、頭では、独立したらサラリーマンとは比にならないくらい心労を負うことになることくらいは分かっているのですけどね・・・。

今の自分には独立なんてとてもできませんが(時代も時代ですし)、いつかは・・・。
そう思わずにはいられません。

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2009/04/05 (Sun)
先日終了した知財戦略コンサル研修について、そこから学んだ事について総括してみたい思います。
(研修の概要については、知財戦略コンサル研修概要を参照)

今回は、企業に対して実際に知財コンサルを行って、そこから得た事について。

まず、我々が行ったコンサルティングの一部である、特許マップの作成とノウハウ管理体制の導入について簡単に説明します。

特許マップは、支援先の企業の重要技術について、関連する他社特許を一覧にしたものです。
そのマップでは、ある母集団に対して、1件ずつ発明の概要を書き、より細かい技術に分類し、さらに企業が求めるいくつかの項目を実施例からピックアップしています。
つまり、単に統計的な処理を施したマップはなく、公報の内容にまで踏み込んでいるものです。
もちろん、1件ずつ公報を読まなければならなかったので、作業としてかなり大変なものになりましたが・・・。

ノウハウ管理体制の方は、ノウハウ届出書を作成し、その運用の仕方を提案しました。
その際、ノウハウ届出書は、人手が不足していることを考慮して、できるだけ手間をかけずに記入できるものにしました。
同時に、不正競争法上の営業秘密に該当するような管理方法、先使用権や発明日の立証に資する研究ノートの記載方法などもアドバイスしました。

上記のような特許マップによって、支援先企業の技術が他社の技術に対して、どういう点で優位性を持っているかを客観的に証明することができます。
また、上記のノウハウ管理体制によって、属人的な性質を有するノウハウを人から切り離し、企業の財産として明確化できます。
究極的には、これらを、他社との共同開発契約、ライセンス交渉、資金調達などの際に活用することで、より有利に企業活動を進めることができます。

最終的に、この特許マップの作成とノウハウ管理体制の導入は、支援先の企業から非常に喜ばれました。
自分が関わったコンサルティングである程度の成果が出たので、企業が何を求めているのかをおぼろ気ながら知ることができました。
もちろん、成功したのは、私以外のチームメンバーのお陰なのですが、本当にいい経験になりましたね。

このような取り組みの中で、知財コンサルと言えども、実際には経営的センスが非常に求められるということを痛感しました。
この事については、次回書きます。

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2009/04/01 (Wed)
今日は4月1日。
新年度です。

というわけで、私も会社に入って3年目!
本格的に知財業務に携わるようになって丸1年が経ちました。
それに合わせて、このブログもマイナーチェンジしております(笑)
(どこが変わったか、分かりますか?)

この1年を振り返ってみると、それなりに密度の濃いものだったかなぁと思います。
知財コンサル研修をはじめ、様々な経験をしました。
実務の方もグッとレベルアップした・・・はずです。
それなりに自分の成長を感じている一方で、まだまだ至らない点も多いんですけどね。
今年度は、より一層飛躍できる年になるよう、かんばっていく所存です。

新年度ということで、私の職場にも新人がやって来ました。
つまり、私にもようやく後輩ができたわけです。
いやぁ、実に喜ばしい!
主に、新人に対する諸々の雑務から解放されるという点で(笑)

・・・、というのは半分くらい冗談ですが、まあ、仲良くやっていけたらなぁと思います。

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2009/03/25 (Wed)

最近、企業には「組織の力学」とも呼べる独特の法則が支配していると感じます。

改めてそのように感じてしまうのは、つまらない仕事が立て続けに降ってきたからですかねぇ。
それらの仕事の多くは、組織の中でのみ必要とされているだけで、対外的にはあまり意味の無いものです。

それから、セクショナリズムによって、本来あるべき知財業務が捻じ曲げられているとも感じます。
それぞれの組織の方針があって、それが食い違っている時、その間でなんとか折り合いをつけなければなりませんからね。
そして、このような問題は往々にして末端の人間に降りかかってくることになります。
ほんと、こんなバカらしいことに時間を割きたくないというのが本音です。
これも内輪だけのつまない話ですからね。

まあ、サラリーマンである以上、ある程度仕方の無い話なんですけどね。
というわけで、ほとんど(というか全部)愚痴になってしまいましたが、このような理由で最近うんざり気味です。
「組織の力学」に振り回される日々はまだまだ続きそうです。

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